うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

毛越寺(岩手県平泉)

中尊寺のあとに、ここへ行きました。
もっと円仁(慈覚大師)をプッシュしたらいいのに。そんなことをしきりに思いました。円仁といえば最澄のお弟子さんとして有名なだけでなく、3大アジア旅行記(入唐求法巡礼行記)を残した人の一人として、大スターです。
あとの二人は玄奘三蔵三蔵法師)とマルコ・ポーロですから、そりゃあもう「え? 円仁? キャー☆」というくらいのアレなのですが、一般的にはそうでもないのでしょうか。


たしかにここで芭蕉さんが「夏草や 兵どもが 夢の跡」という句を残し、


たしかにまさに、夢の跡なもの悲しさで、「○○跡」というなにもなくなってしまった、景色と当時の栄華を重ね合わせてしみじみするのもよいでしょう。
とはいえね、円仁といったら大スタァですやはり。



ここで団体さんに説明する観光ガイドさんの話を聞いていても、円仁プッシュはなく。



そうそう、ここ。ここ注目の情報よと思いつつ(Founder's Hallっていうと、すごくロックな感じだね)





わたしもその「夢の跡のもの悲しさ」を思った。



パワフルな木に、当時の栄華を思う。


東北には、円仁ゆかりのお寺がたくさんある。栃木県出身、比叡山卒のエリートだ。
日本にはまだ知らないすてきなところがたくさんある。わたしは新潟で育ちながら、今ごろになって「親鸞さんが流されて来てくれたぁ☆」とか、「良寛さんが加藤茶よりすごいことしてたぁ☆」とか、そんなことにわくわくしている。
もっと早く知っていればなぁ、と思ったりするのだけど「じゅうぶん早いと思うよ。またお寺に連れてって」と、友達にはなかなか好評なので、いつでもどこでも開基の人の説明くらいはできるようになっておこうと思います。