うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

書写山円教寺へ。軽い登山をしてきた(兵庫県姫路市)


関西はどんどん宿が取れなくなっております。ほんとにこれ、どうしたものか。
今回は気分を切り換えて姫路に泊まり、書写山へハイキングに出かけるなどして兵庫を楽しみました。
姫路駅から18番のバスに乗って、「書写」というバス停まで行きました。



朝8時5分のバスに乗り、書写に8時半に到着しました。





この祠の右の道から歩きます。





東坂参道。観光案内所で聞いたら、ここから歩くのが初心者コースとのこと。





この日は女性3人でのハイキング。途中で地元のおじさんに話しかけられ挨拶し、ほのぼの。でもそのおじさんが近所のおじさんに話しかける調子がまるでケンカをふかっけているようで、一瞬ギョッとしました。
地元の人には「あれ、ふつう」とのことでしたが、「なんか北朝鮮のニュースを読んでいる女性アナウンサーが怒ってるのかと思うのと似た感じでびびった」というわたしのリアクションも「わかる(笑)」とのこと。いきなりほぐれる。





一緒に行った姫路のお嬢さんは、わたしがものすごく健脚でハイ・スピードで登るものと思いこんでいたらしく、「うちこさん、ゆっくり行きましょうね」とやたらと念を押してきました。





「速く登れっこないよ。だってこの靴、イージートーンだよ」
といったら、もう一人の姫路のお嬢さんが「さらに不安定にしてる!」と盛り上がり、前半は靴の話をしながら登りました。
(イージートーンは、靴の底にバランスボールのようなものが入っている、平地でも揺れるスニーカーです。リーボック社の商品です)





その後、まったく実のある話をした記憶がないまま、すんなり頂上近くまで来ました。





見晴らし台。地元のお嬢さんに質問をしても、どの方向になにがあるか、ぜんぜんわからないようでした。
まあそんなもんですよね。わたしも新潟の山の上で何か聞かれても、「新潟平野!」で片付けてしまうと思います。
このあたりまで、ふまじめに歩いて1時間ほどで到着しました。入山料のような拝観料のような500円でチケットを買ってお寺に入るまでの間、



慈悲の鐘のほか





魅力的な菩薩が





たくさん!





これでもか〜 と鎮座。鎮座。立位。立位。鎮座。みたいなかんじで続く。





景色をはさんで





また菩薩。ガリ痩せな腕が妙に気になる。アシュタンガにハマりすぎたの?





イケメンが定期的に配置されています。
仏像の話ばかりしていて、なかなかお寺にたどり着きません。はじめのうちは「仏像に解説つくの、楽しいですね!」と言っていたタームキーパーのお嬢さんが「このペースですか?」と心配げなので、途中からおしゃべりを減らして歩き始めました。





でもこういう、細かいポイントが見逃せないほど楽しいのです。



どこがなんだったかなぁ


ここから入って、しばらく歩いたら





摩尼殿(まにでん)






上から見下ろす紅葉が絶景でした。
ちゃーんと、いいとこに色づくものが植えられている感じがしました。





参拝をしたあと、タイムキーパーのお嬢さんが、妙に焦っている様子です。


うちこ:そぉんなに、時間ないかなぁ。まだ10時半でしょ?

姫路嬢:え? もう11時半近くですよ。あ…

うちこ:ん?

姫路嬢:これ、日付だった!



(どっかーん。がはは〜)


となり、
時間があるなら



仏像話を解禁するよね〜





だって、細かい見どころが多いんだもの。
「あれ、八面六臂とかで面数増やすといくらとかなんだろうね」「千手観音の腕一本追加でいくらなんだろう」「見積書の項目が見てみたい〜」などと、大人の会話がはずみました。








大講堂、食堂、常行堂のあたりまできました。





ここでまた参拝。


菩薩ロードではしゃぎすぎたわたしたちは、もうこのあたりまできたら、気分がいっぱいになっていました。おなかもすいてきたし、寒いし、そろそろ下りますか〜 と、帰りも同じ道で30分で下山しました。(あっさり)
道路についたらすぐにバスが見えたので、バス停まで走りました。お嬢さんたちからあとで「あそこで即ダッシュするの、すごい」とほめられました。下山って、たしかに登りよりも脚がメロメロになりますね。でもわたしはもともとイージートーンでメロメロなので、大差ないのでした。
書写山はその名の通り、写経ができます。春だったら丸一日ゆっくりしても、素敵な休日になりそうな山です。



▼今日紹介したのはこちらの観光地(山のお寺)です