うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

脈絡のないことしの10大ニュース(というか変化)

最近身近な人たちからブログにむずかしい記事が増えたといわれるので、言い訳ついでに今年のわたしの行動を10大ニュースにしてみました。
これを読むと、「あぁ、こんな生活してたのね」というのが少しはわかるかと思います。わたし自身はあまり変わっていません。以下の状況を見ていただければわかるかと思いますが、日時や要旨が具体的でないお誘いはほぼ全部放置し、「寸暇を惜しんで勉強してたかも」という一年でした。ほんと感じ悪いくらい、どこでも教典とPCを開いていて「おまえはノマド気取りか!」とセルフ突っ込みしてました。




ガリ勉だったけど日常はとてもくだらない、わたしの10大ニュース(というか変化)。


■教典訳に挑戦した
サンスクリット語ではなく英語からですが、12世紀以降のハタ・ヨーガ教典4種と、4世紀のサーンキヤ教典を日本語にしてみました。こういうのはまとめて立て続けにやらないと日常と両立できないので、100本ノックみたいな気分でやりました。来年は少しアウトプットのほうにまわさないと太ももがパンパンなので(勉強すると、そうなる)、アウトプットもしていく予定です。それでむずかしい記事が増えちゃった。




■日本人論、日本教を意識しはじめた
なんの流れか忘れたのですが、翻訳の息抜きに読んだ「日本人とユダヤ人イザヤ・ベンダサン 著)」にのけぞり、そこから「甘えの構造」を読み、きのう中村元先生の「日本人の思惟方法」を読み終えました。少しずつ「息苦しさ」の構造が見えてきた。このプロセスを経てからバガヴァッド・ギーター(B.G.)を読んだら、B.G.は人と語り合ってなんぼの書物だと思うようになりました。講義ではなく、語り合うの。死ぬまで抜けられない日本人というボディをとりまく社会にあきらめがつき、そのうえで楽しんでいこうとスイッチを切り換えた後で読むギーターは、ぜんぜん味わいが違います。




夏目漱石ブーム到来
日本人とユダヤ人」をきっかけに夏目漱石を読み始めました。まあひと言でいうと、夏目漱石はパタンジャリです。というか、むしろもう漱石を日本のヨーガのバイブルにしてしまっては? と提案したい勢い。「こころ」については何度もトピックとして書きましたが、これは日本人向けのB.G.といっていい小説と思っていますし、「草枕」ほどのサーンキヤ小説も過去に読んだことがありません。そのくらい刺激を受けました。それまでの私のアイドルは平安時代鎌倉時代の人ばかりでしたから、先生の姿はずいぶんまぶしいものとして私の意識の中に飛び込んできました。←文体がウツるほどときめいてます!




■市場調査探訪をした
いろいろな社会を見に今年もあちこちへ行きました。普通の趣味のチョイスでは行かないアミューズメントへも積極的に行き、傍聴も行きました。アーレフの裁判の抽選に当たったりもしました。そして何より今年は「ウェブサイト発信のオフ会」へいくつも行きました。「本名や職業を聞くなんて、野暮なことはしません」という素敵な会が世の中にはたくさんあり、faceboookよりこっちのほうが何倍も素敵な出会いの世界であることをわたしは知っています(翻訳風)。




アメブロ文体に挑戦した
ずっと温めていたというか、とくに急いでやってみることもないのでふと体力のあるときにやってみたら、想像以上に身体観として学ぶものが多かった。自分の中に少なからずある「盛りたい」という感情を分解できたし、その感情を知ることで抑えられるようにもなった気がする。文章を真似するだけでこんなに疑似体験ができるものかと、かなり驚いた。もし関係を見直したい人がいたら、相手の文体を真似してみるとなにかよい関係の種が見つけられるかもしれないよ。




西遊記が静かに流行ってうれしい
先日ヨガの後に「これまでに印象に残った記事は、平岩弓枝さんの西遊記」と話してくれた人がいて、そのあと同じ場所に居合わせた二人の人から「西遊記を手に入れた」という連絡をいただきました。「このブログの本の紹介は参考になる」と言われるよりも、「これは本当によかった」と思うもので一緒に涙してもらえると、とてもうれしい。そして帰って自分が引用した部分を再読してまたうるっときた。ルイカツ、ルイカツ。




■おシャンティ、という表現がややこしい
これは「おしゃれ」という意味で、「崇高な平安」という意味ではありません(笑)。この語は去年からあったっけ? とにかく日常レベルで口にする人が身近に登場するようになって、平安なマインドとは程遠い人たちがシャンティシャンティいうとる社会はちょっとおもしろい。ヤング世界は知らないけど、東京のアダルト世界ではネット企業OLちゃんがたまに「おシャンティ」いうとります。来年はさらにいろんな人がシャンティシャンティ言い出すのかな。くだらん!




あさりちゃんの酢の話
あさりちゃん」が35年続いて、いよいよ終わるんですって。ヨガの世界は身体をやわらかくする話が多いのですが、わたしは雑談ぽい軽い返しが苦手なので「酢を飲めばよいのでは。あさりちゃんがやってた」と言ったりしていたのですが、このエピソードは本当にたくさんの人が知っていて助かった。「あさりちゃん」は日常にちょっと役立つ知恵が入っていたり、細かすぎるところがあったりして、いい漫画だった。




■関西、いくけどさ
新年に京都と神戸へ行くのだけど、「ギーターを読む会」を「ギター漫談」と思って案内をよく読まずに申し込んでいる人がいた。参加者さんにお気に入りの節を選んでもらってテキストを作っているのだけど、その引用が微妙に直され、クリシュナが関西弁で語っているものがあった。すごい味わい。関西ではヨガ漫談師の扱いになっている。魔法というのは、半分はかけられる側が持っているといつも思っているのだけど、関西の場合はかけられる側が持っている魔法のバリエーションがすごすぎて、たじたじです。おてやわらかにお願いします。




■年末に「ドラえもんテロ」に遭った


インド家族のクリスマスの様子




まじめに生きているのがアホらしくなりますね。
来年もよろしくお願いします。