カポエィラジェライスジャパオ（京都）

昨年京都にいた時にちょっと身体を動かしたくなり、「カポエィラジェライスジャパオ（CAPOEIRA GERAIS KYOTO）」さんの練習に混ぜてもらいました。
カポエィラ自体、久しぶりだったのですが、やっぱり身体というのは忘れてしまうものですね。
動き出したら、頭と手足が混乱する独特のあの感じがよみがえってきて、わたしの身体は自動的にヨガと比較しますから、「わぁ、速い速い〜」となります。

加藤先生がひとつずつ型を思い出させてくれたのですが、身体が自動的に動き出す頃にまた新しいのが入ってくる。
この流れがとても面白かった。脳も含めて、ほんと全身運動だなと思います。
じょうずな人を見ると、「この人あたまいいなぁ」と思うのです。ヨガがじょうずな人を見ても同じように思うことはあるのですが、ちょっと数式が違う感じなんですね。

わたしはすぐフリーズします。
あと、やっぱり「つかまえよう」としてしまうんですね。

そのたびに、先生が

　はい。いままでのことは忘れましょう。

と。
これだよだなぁ。と、しみじみ思いました。
一瞬一瞬で、うなぎのタレみたいにやんなきゃいけない。じっと漬けててもだめなのねぇ。
ヨガを始めたころのような気持ちになれる。頭で考える余裕がない。これがいい。
太極拳、空手なども東洋のものが「気」のところでヨガと接点が近いのに対して、カポエィラは数学的な感覚があるところにヨガと似たものを感じます。
自分をコントロールしようとしすぎた瞬間にだめになるし、相手をコントロールなどもちろんできず、自然のもつ「陽」の躍動力にひたすらフィットしていくために練習します、というあの感じ。
よく量子力学で「ダンス」と表現されるものに同調していくのは、こういうことなのだろうな。

これ、子供のころからやったら、すごく頭のいい子が育つ気がします。
男の子はふつうに身体能力が上がって頭もよくなるでしょう。
女の子は将来、「しほみえつこ」になれますよ！　いいなー。

ヨガって女子供がやるもんだろ？　と思っている男性は、いちどカポエィラをやってみて撃沈してから、ヨガしに来てください。（強引！）