うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

Yogic Way と Yogic Force

このブログを読んでくださっている方には、わたしと同じように、普段ヨガに興味のない人々と交わりながらお仕事をされているかたが多いかと思います。(潜在的にはみんなヨギだったり、ほかの道を通じてヨガに繋がっている人はたくさんいるけどね)
まだ初期段階だとしても、ヨーガの教えを身近に感じながら社会生活をしていると、自分が経験の中で感じ得てきた、身につけてきた「物事との繋がり方」や「物事との向き合い方」「場面場面での力の使い方」みたいなものを表現するときに、すこしムズムズすることがあったりします。
わたしは最近、職場の知り合いの中でもクチコミ的な広がりで「ヨガやってる人」として、「あなたの趣味、知ってますよ〜」的に認知してくださっている人が増えてきているのですが、それでもほとんどは「体がめちゃくちゃ柔らかい人」という認識です。
でも親しい仲間の何人かは一緒にヨガをした事がある同僚もいて、「ヨガって、精神の修練でもあるようだ」という認知のしかたをしてくださっている。わたしがあえて一般的な表現に変換しすぎずに話をしても(そのほうが、心がこもるから)、慣れてきたのか(笑)、共感してくれます。
でもさすがにこの表現は、社会生活では使わない。


 Yogic


という表現。
なにかに妥協するか迷うとき、「うーん、これってヨギックじゃないなぁ」というのが日々の葛藤を表現する「文字列」だったりするのですが、オーロビンドさんの本を読んでいる中で、とてもしっくりくる表現があったので、紹介します。
「MORE LIGHTS ON YOGA」の「PLANES AND PARTS OF THE BEING」「BASES OF SADANA」の章に出てきた表現。長い説明の中に出てくる一部なので流れがあるのですが、あえてここはフレーズふたつをピックアップして話したいと思います。

Act in the inner(Yogic)way on things and people etc.

inner wayという変換は、いいかも。と思いました。伝えやすい。
自分の心の深いところに訊く。そこから出たものを純粋に外に出していくための動き方をする。
そのためにどうするか考える。周りの人々に伝えて、力にしていく。


Yoga-Shakti in each of its planes ─ yogic mind-force,yogic life-force,yogic body-force.

「mind-force」「life-force」「body-force」。bodyは、ヨーガのフォースの一面。ほんの一面なんだわ。ほんとに。
シャクティという単語は、チャクラと同じくらい気をつけて取扱いたいヨガ用語。占いと同じような非実践ノリで、「"成功のための"スピリチュアル談義」で引用されるとせつなくなるから。最近じゃ給湯室でも手軽に登場しますからね、チャクラ(笑)。
そんなときは、どっちかっつーと、「フォース」です。


「フォースとともにあらんことを / may the force be with you.(by ヨーダ師匠)」
「やるか、やらぬかだ / do or do not.(by ヨーダ師匠)」
「やるか死ぬかネ! / do or die!(by インド人師匠の話す日本語表現)」


フォースという言葉を使うと若干ややこしいのだが、ヨーダ師匠とインド人が言ってることが、実際すごく似ている。ああややこしい。(参考記事「グルの選択を誤った男の悲劇」)