うちこのヨガ日記

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T字バランスは、性格が出るよね〜

今日は「T字バランス」について書きます。このポーズについて、わたしは自分の身体、内面と同時にいろいろな人のポーズも実に細かく見ています。といいますのも、身体の使い方だけでなく「気持の使い方」が出るポーズなので。これがいちばん面白い。
このポーズについては「5部構成くらいじゃないと語りつくせない!」くらいの発見があるのですが、今日は横から見た場合のお話をします。モデルはめぐこが「ねぇねぇ、うちこのT字占いの見本やって」といったら「任せろ!」と、リクエストどおりにキメてくれました。

まず、T字バランスというのは、その名の通り「前から見ても横から見てもTの字をつくる」ポーズです。
はいお手本。

本人は正面の鏡だけを見て、そのほかは「感じて」チューニングしています。指示なしでこの状態。すばらしい感度。胸の裏と膝の裏の高さが一律で、手は肩の真横に伸びています。そして、なんたってこの「のど」がいいです。


今日は、ここに至る過程での代表的な2つのパターンをご紹介します。
ひとつめ。

これは、胸と膝が下がっているのですが、正面から見ると胸の裏に足が隠れるので「自分はまっすぐに伸びているであろう」という状況かと思います。自分がそうでないか確認するのは簡単。おでこにしわがよっていたら、この形です。あと、立っている足の膝が曲がっていたら、このパターンになります。
足は矢印のような外足重心になっているかと思うのですが、それを確認するには以前紹介した「これ」をT字バランスの状態で試してみたら、すぐわかります。内腿と丹田を鍛えましょう。手が真横に来ないのも同じ原因です。これは、見ていてあまり気持ちの問題を感じません。「長くつきあいながら、楽しみながら必要な力を育てたらいいよね〜」と思います。


ふたつめ。

問題は、こっち。ひとつめの状況と違い、ちょっと拇指球に乗れていますので、指摘が耳に入りません。横から見たとおりの「前のめりな気持ち」がそのまま「恋は盲目」状態。「手を真横」すらノーコンになっている人が多い。
「適切なバランスを追求しない」「本質よりも、"やった感"に満足を得る」もしくは、「なんでも多めにやっておけば、人に非難されることはないだろう」というような、大味な思考が想像されます。「おっぱいが重くて」といわれてしまうと、うちこは逆立ちしてもまったく理解できませんので(orz)少々困ってしまうのですが、おっぱいの大きな人でもちゃんとT字になっている人は、います。


そんなわけで、今日書いたのは「T字バランスについてのこと」のほんの一部なのですが、非常にバランスが難しいことと、「自分の中をかなり観察しないと何回やってもいいところに着地しない」くらいの奥行きがあるので、性格が出るように思います。うちこも、まだ打率1割いかないくらいです。「内面のものさしだけで "T字" にできるか」ずばり要点はそこです。
この奥行きは、人に聞かずに自分で毎回自分に問うてみたらよいですよ。人にきくのはもったいない。アーサナ瞑想的にもかなりスルメなポーズです。鏡のない状態で横から写真をとってもらってみるなど、楽しみながら自分を観察する材料としては、絶好。もちろん、そのときは「自分的に、いまがT!(パシャ←カメラ)」という状態で撮りましょう。
めちゃくちゃ当たる占いみたいなポーズです。毎回楽しみでありつつも、自分の今を見透かされるような、ちょっと手ごわいポーズと思っております。


▼おまけの続編
T字バランスは、「丹田力」が出るよね〜



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