4月2日の日記で「7つのチャクラ」、8月23日の日記で「チャクラで生きる」の感想を書きましたが、これが同著者の三冊目。順を追って読んでいるので読めたのですが、初めての人はやはり先の二冊のうちのどちらかを読んでからでないとイメージしにくい箇所があるかもしれません。
振り返ると、今年はこの著者の本に出会ったことは気持ち的にひとつの大きなイベントであったといえます。訳本なので、解釈はより自分にしっくり来る日本語でイメージしながら読みますが、良いとされることにも悪いとされることにも原型には二面性があって、どちらにも目をそむけず、両方から理由と現状を感じるようにならないといけないなぁ、と思いました。三冊目はより霊的な部分について、直感医療の第一人者である著者のこれまでについてが多く書かれています。
かなりその世界観が掘り下げられた三冊目なので、簡潔にその感想を書くことができないのですが、「自分の内面をどう使うか」が書かれた26ページを引用・紹介します。
選択こそが最大の力なのである。それは愛よりもさらに強い力だ。なぜなら、人はまず、愛あふれる人間になることを選択しなければならないからである。
たとえば、誰かがあなたに「心ない言葉や、傷つけるようなことを言ってしまってごめんなさい」と謝ったとしよう。このとき、力はすべてあなたの手元にある。こり固まった怒りを超越して相手を許し、二人がよりよい方向へ向かうような「気」を取り戻す選択もできるだろう。癒しの可能性のある機会を、毒のある気のやりとりにしてしまうこともできるだろう。
人を許せなかったことが、けっこうある。でも、その過去の毒を背負うのではなく、今反省している自分を許し、よりよい「気」の方向へもっていこう。と、ひとり二転三転。
いままで「邪悪なオーラ」を発する人は避ける気満々だったのですが、その人の「邪」のルーツを想像してみたりして、たくさんの人に会うことはたくさんの教材を持つことなので、ちょっと人に会うことに前向きになれそうです。
★キャロライン・メイス氏のホームページ(英語)