うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

本当の自分を取りもどす アーユルヴェーダ ジュディス・H. モリスン 著/森田由美子 翻訳

先日読み終えたアーユルヴェーダ本の二冊目。
一冊通して読んでいくと、「アーユルヴェーダ」って生活そのものの取り組みなのね、ということがわかります。前回読んだ本よりもさらに詳しく「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」の性質とそれぞれを増加させるもの・鎮めるものについて、スパイス、食材、余暇の過ごし方、スポーツ、使うマッサージオイルの種類まで幅広く例が記載してあるので、最後のほうにはなんとなくどれがどれに相当するか予測がついてきて、少しだけアーユルヴェーダの概念が身につく感じがします。

この本にも診断項目があり、項目が多くてより細かく分析するような内容なのですが、今回の診断で極端に「ピッタ」のドーシャが多いことがわかったので、今後はその意識を持って少し生活を考えようと思いました。細かく見ていくと、根本的な体質にはヴァータといえるものもいくつかあるのですが、比率は圧倒的にピッタ。特に睡眠時間の短さやしゃべり方、好きな色の好みや味の好みにいたるまで、「あーあ、またこれですか」というくらい当てはまってしまい、アーユルヴェーダおたくのめぐこにも「絶対ピッタ」と言われたくらいなので、そうなのですね。サンプルのプロファイルに何人かの人物像が出てくるのですが、ピッタ過剰の例の人がいちばん友達になりたくないタイプでした(泣)。
この本の中で印象に残った部分(168頁「感情を理解する」から引用)

感情をすぐ表に出す人は、抑えるよりも出すほうがよいことだと思っているようです。しかし、感情は抑えたり、表に出したりするものではなく、理解するものだとアーユルヴェーダでは教えています。理解することで、感情はかたちを変え、発散していくのです。

これ、本当にそうですね。何に対して怒っているか理解しないうちに愚痴を言う人の話をきいていると少し固まってしまう。怒りはまず「頭に来てるのか、腹に来ているのか」の二つに分ける癖がついてしまっているのですが(4月3日の日記に書きました)、「自分の志がこんなに高いところにあるのに、こんなことをされてされてムカついている」という腹にあたる種類のものはなるべく親身に聞くようにしていますが、「抑えるよりも出すほうがよいことだと思いすぎ」なときは地蔵になる。
人に誤解やストレスを与えずに愚痴を言うのって、本当に難しいですね。