秦野散策記の第二弾です。(第一弾はこちら)
駅でもらった地図に、歩いていけるハイキングコースが複数ありました。
せっかくなので、震生湖・渋沢丘陵コースというマップにある地図のルートを歩いてみました。
太岳院・今泉名水桜公園
駅から歩いて数分で、太岳院・今泉名水桜公園へ到着しました。
桜の季節は、ものすごいようです。
梅が咲いていて、梅ガムか!というほどの香りを放っていました。
マスクの鼻を出して思いっきり吸い込みました。
路上無人野菜店を横目に、湖へ向かいます。
HOLLYWOOD と名付けた景色と、湖への道
ここは特にコースの名前がなく、民家の中を歩いていきます。
少しずつ登っていくと、大山や弘法山の方面(写真中心から右)に陽が当たっていて、「HOLLYWOOD」という立体の文字を脳内で合成したくなります。
地面は思いっきり日本。
湖の方向を見ると、ヨーロッパの不気味な絵本に出てきそうな風景です。
リアルなのに版画っぽい。
みかんの木もあちこちにありました。
震生湖
名前からして地震で湖になったのかな、という推測どおり、ここは1923年(大正12年)の関東大震災で生まれたそうです。
ぐるっと一周歩きながら、映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の気分が脳内で蘇って怖い気分になったのですが、寒いなか釣りに来ている「ザ☆日本のおじさん達」の姿があちこちにあり、救われました。
エンヤァ〜♪ と歌が流れて「まる〜」って漁師が声を合わせる日本酒のCMに出てきそうな方々。
福寿弁財天へ
さて。湖といえば、水の神様。サラスヴァティー神です。
この湖のほとりのサラスヴァティーのお姿は、たまらんかわいらしさです。
その前に。
このお堂は
書体が最高です!
大切なことなのでもう一度言いますが、書体が最高なんです。
トタン屋根の透け感とのマッチングがパーフェクト。
かんぺき! すばらしい。
このくらいユルくないと心がほぐれません。
そしていよいよ、ご登場です。
じゃじゃーん。サラスヴァティー神(弁財天)さまです。
横になってギターを抱いて・・・
昭和の四畳半が似合いそうな姿勢に一瞬たじろぎます。
ここの音楽芸術の神様は、フォークがお好みなのでしょうか。
か、顔!
ほ〜おお ほ〜お ほぉ〜たる飛んでゆけ♪
って歌ってる時の「ほ」の口にしか見えません。
恨みを忘れて飛んでいくやつ。
寒いから演歌しか思い浮かばない。
あとで真面目に調べたら、なんとこちらの神様は「女性には愛嬌を授け、美人となり良縁を得・・・」とのこと。
愛嬌の授け方がすごい。もっと真面目に拝んでおけばよかった。
とんでもないものを見てしまいました。
この神社は、これだけで終わらないんです。
なんたって、愛嬌の授け方がすごいんですから。
こちらのお堂の女性の
ほうれい線!
パーフェクト!
愛嬌を授かりたいおばさん、集まれ〜。
この神社は凍えそうなハートを完全に溶かしてくれますよ。
▼こちらです