うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ツベルクリンムーチョ/追憶のコヨーテ 森博嗣 著

毎年12月に発売されるエッセイをその月に買って読んでいて、パンデミック初年の2020年の「ツベルクリンムーチョ」は、なぜか読んだことも忘れていました。ハイライト(Kindleの付箋のような機能)の箇所をいま読んでも、なぜそこにハイライトをしたのかピンとこない。不思議な感じです。

 


そして翌年に出た「追憶のコヨーテ」を先日読んで、そうかオリンピックは去年だったかと思い出しました。
過去をさかのぼって思い出し、この本は通勤時間と相性がよかったことに気づきました。

 

 

「追憶のコヨーテ」に書かれていたトピックの中では、24番目の【「私たちに今できることは何か?」よりも、「今できないこと」を考えよう。】の指摘が印象に残っています。
目の前の具体的な行動にすがるときのマインドは若者でなくても同じで、与えられた選択肢に手を伸ばしてしまう弱さを「私たちに今できること」と謳う人たちは狙っている。
いつかできるようになるかもしれないことに時間と労力をかけられるのが若さのアドバンテージ。
近視眼的になるときは老いてるな、と思いながら読みました。