引田でアミーマンボスという宿に一泊して、そこで自転車を借りて町を走り回りました。
乗り物を借りて散策するのは、これまでベトナムのムイネーやインドのオーロヴィルのほか日本国内で何度もやってきましたが、国内ではいままでいちばんここがよかった!
すばらしすぎる景色でした。夏休みの旅行にいますぐ行きたくなってしまいますよ。
ゲストハウス アミーマンボス
海の上に浮かんだような場所にあるゲストハウスです。
建物の中からの景色。夕暮れ時の海です。
釣りの人が来るお店が近くにありました。
自転車を貸してもらえます。かなりすてきな宿でした。
ここで勝手にめいめい宿泊日をあわせてヨガの練習をやりまくる、なんて合宿をしてみたくなるほど、すばらしい宿でした。
引田港と城跡周辺をサイクリング
あまりに景色がよいのでとくに何も考えずに走り回ったのですが、何度か城跡周辺の看板にたどり着きました。
わたしは瓦の連続が好きです。
こんな迷路を自転車でぶんぶん走りました。
ここは引田港。背面が山で、すごくよい場所です。
城跡の近くには、このようにのぼりが立っています。
青空になると墓場も楽しい。
大池オートキャンプ場近くの田の浦海岸がきれい!
あまりにも海がきれいなのでここでしばらく本を読んでいたら、どんどん晴れてきました。
東映のオープニングから、聖子ちゃんの歌の世界のような景色に変わっていきました。
うしろはキャンプ場です。
誉田八幡宮、蛭子神社、塩竃神社
引田港と醤油のかめびし屋の中間くらいに、誉田八幡宮という神社がありました。
お正月はここにみんな集まるのかな。いちばん大きな神社が誉田八幡宮。
ここはまた別の場所にあった蛭子神社
むかしこのあたりは塩田だったそうで
塩竃神社(しおがまじんじゃ)というのがありました。
この消防組合の時計がかわいらしかったので写真を撮っていたら地元のおばさまに話しかけられ、こちらが標準語だったので「東京から! よくきた! なんでまたここへ!」くらいの勢いで歓迎されました。
この町はほかのかたもみなさんこんな感じで、道を尋ねたら「よくぞ訊いてくださいました!」と声に出して言われてびっくりしたり、まるでインドネシアの田舎に迷い込んだときのよう。でも、ちっともグイグイ踏み込んでこない。
わたしが香川・徳島なら気軽に行けると毎回思う理由はまさにこの感じです。東京でボロボロになってリュックひとつで移り住む場所を探すことになったら、まずこのどちらかの県に向かうことを考える。香川・徳島が好きなのは、うどんだけが理由ではありません。
わたしはこの町にいる間にちょっと頭がパニックになることがあって、宿でずっと頭を整理していました。帰りにアミーマンボスのおばさまから「またいつでもいらっしゃい」と言われた時には「では今日からまた」と返答しそうな勢いだったのですが、結局東京に戻って来ました。
そんなこんなで、わたしは引田へ帰りたい。あてはないけど帰りたい。ただまた行きたいってだけなのですが、この町はほんといいんですよね…。リラックスできる。