ダンバー数について書いてある本を探す流れで、ロビン・ダンバーさんの本のほかにこの本も読みました。雑誌『プレジデント』の連載「世界一の発想法」をまとめた本。移動中に一話読むだけで明るい気持ちになる、そんな構成。
ダンバー数がでてくるのは「あなたが困ったときに助けてくれる友達は、何人いる?」というトピック。以下のように要約して紹介されていました。
人間の大脳新皮質の大きさから予測される、安定して関係を保てる「友人」の数は、約150人。この上限のことを、ダンバー数と呼ぶ。
ダンバー数の上限を使い切るくらい友人関係を充実させてみてはどうか? と提案されていました。
わたしはすごくたくさんの人に会うと地味な作業生活にひきこもりたくなる、そういう気持ちの波がやってきます。なんとかその波の高さをやわらげたいと思う中でダンバー数に興味を持ちました。「上限でまわす」と考えるとかなりアグレッシブです。150人と関係していくってイメージがわかないけれど、もうできているのかな。ヨガで知り合う人は、下を向いて手足で床を押す体勢になってもらえればすぐ思い出せるのだけど…(顔、見えてない!)
この本であらためて見直してよかったな、と思うトピックもありました。「苦手を得意に変える一万時間の法則」というもの。一万時間は目安として、一日三時間取り組んだとして10年間。この法則から自分の人生を振り返ってみてはどうかと書かれています。
わたしは短期集中でぐわーっとなにかを習得するのがあまり得意でなくて、いろいろなことを長くやっています。ここ数年、一日一時間ペースでマイナーな外国語を学んでいるので、このトピックが励みになりました。
そういえば10年くらい前はこういう本をたくさん読んで、いろんなことにやる気を出していたなぁ。なんてことも思い出しました。
ここ数年で小説が読めるようになって、こういう本から離れていましたが、たまに読むと励まされます。よーし、コツコツがんばるぞー。という気持ちになりました。
幸せとは、気づくことである―仕事も人生も最高に楽しくなる脳の活用法
- 作者: 茂木健一郎
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2015/09/10
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