小学生の頃に映画で観て、ほんとうに日本にこんなところがあるのかな…、なんて夢の世界のように思っていた尾道。
あれから30年たって、自分で行けるようになって、やっと行ったあこがれの尾道。
尾道駅の北口を歩いていたら、ほんとうに映画で観たように階段ばかりで
てーんててて てって ててって
てーんててて てってっててーん
と、脳内で音楽が流れ続ける。
そしてわたしは煙と馬鹿と同類だから、どんどん上がる
山道っぽくなってきた!
脳内BGMを変えたいのに、疲れていて選曲できない。
引き続き
てーんててて てって ててって
てーんててて てってっててーん
でいく。
ちらと横を見たら
えーなに? こんなに登ったの?
てーんててて とか言ってられない感じになってきた。
なんだか高野山みたいだなぁ、と思いました。
なんでだろ、この感じ。空海さんは、中国地方や四国地方のこういう感じを、和歌山で見つけたんじゃないか。
山なみの色を見ながら、そんなことを想起しました。