うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

パリピ経済 ―パーティーピープルが市場を動かす― 原田曜平 著


この本はヨガの読書会で「パーティーピーポー」という比喩を使う人がいたので、参加してくださるかたの言葉についていかなければ…と思って読みました。
読んでみて、パンピー、サーピー、パリピワナビーパリピフィクサー
こういう分類は若者カルチャーというよりも、成分という気がしました。


  みんなのテンションがあまねく高く、
  知らない人に話しかけやすい雰囲気



こういう場が求められているのだよなぁと、渋谷のハロウィンを見ていても、ヨガやオーガニック関連のイベントを見ていても思う。
ディズニーランドにいるときのOLのメンタルとか、スナップチャットのような機能が求められる気風とか、身に沁みて「いやほんとそのニーズなのだろう」と思う。


外国人とのコミュニケーションを好む人が多い世界のあれこれが浸透してくるプロセスは、ヨガの浸透のしかたもそうであったように思う。いまから15年以上前にヨガにハマったパリピのみなさんのおかげで、いまわたしもヨガができているように感じる。

この本の2章の歴史の追いかたは、すごくおもしろい。
そのなかにある、わたしがいままさに同世代の友人と「いま20代後半〜30歳くらいのひとたち、頭いいよねぇ」と、話すときに思うところがこれ。

現在のフィクサーパリピは、人を出し抜いたり、金に汚いことを善しとしません。裕福であることは、心の余裕や人を楽しませるホスピタリティのための原資であって、人間関係や権力を誇示するために使うのは、ダサいことだという認識になっているのです。
第2章 パリピのルーツ ── トレンドリーダーの系譜 より)

義理や関係のログを残そうとするセコさもなくて、余裕があるのよね。


東京で港区や中央区や渋谷区や目黒区のヨガスタジオへ平日の昼間に出入りしてみると、たまにこの世界の若者に会うことができる。わたしはいろいろな業界でその業種特有の空気がある様子を「すぐそこにある信仰の現場」と呼んでいるのだけど(この本が好きで)、ヨガ業界もこの本にあるような経済的な視点で見ると、すごくおもしろい。
ハワイ系パリピ、LA系パリピ、バリ系パリピ、インド系サーピーetc… いちいち脳内変換しながら読んでしまいました。
カルトへいくか、パリピを目指すか、高揚感を得る道は結局この二択しかないような(笑・いや、笑っている場合じゃない)。


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