わたしが子どもの頃、「はたらくおじさん」というテレビ番組があったのですが、Wikipediaを見たら
女性差別を解消するためにタイトルから「おじさん」を外し
「みんなのしごと」
になり、さらに
「はたらくひとたち」
になっている。
ここまでが1984年までのことで、サラリーマンNEOのなかではリメイクされているけど、これは時間がたっているからできたのかな。
そんな「はたらくおじさん」。
もともとわたしは子どもの頃、この番組を
仕事中のおじさんは、こわくないよ〜 大丈夫だよ〜
というメッセージを出すものと思っていました。
わたしは子どものころ、 おなじ作業着や制服を着ている人でも、おばさんに話しかけようとしていました。おなじスーパーのハッピみたいなのを来ている人でも、おばさんに話しかけようとしていました。
いつもの文具屋のレジにおばさんではなくおじさんがいると、今日はやめておこうと思ったり。おじいちゃんは平気なのだけど。水戸黄門の黄門様ならいけそうだけど、助さん格さんはまず無理、八兵衛も矢七もたぶん無理、みたいな感覚がありました。
この番組は「おじさんにも、話しかけても大丈夫だよ!」というイメージ回復の意味で「はたらく」+「おじさん」なのであって、わたしの根底にあった職業おじさんへの恐怖を解消する番組と、思い込んでいたんですよね…。
なので
とWikipediaにあるのを見て
え? そっち? そっち目線?
となりました。
それいったら、昼間のぉ〜パパはぁ〜ちょっとぉ〜違うぅ〜♪ の歌だってツッコミどころ満載ではありませんか?
いくら昼間頑張っていても、家ではこんなです。って、黙っといてやれよ…って、ならないのね(笑)。
わたしは、どうもこのあたりのカンが鈍くて、ノリが読めないところがあるんですよね…。
「はたらくおじさん」のジェンダーを外すと「はたらくちゅうねん」だけど、それは当時却下されたのかしら。
はたらくちゅうねんとしては、妙にしみじみするところです。