うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

おしおきは神のしごと

たまに身近な人から「よくあれスルーしたねぇ」と言われることがありますが、わたしは鈍感力が高いわけではありません。たぶん。
イラッとする感情はあるのですが、哲学のクラスをやるようになってからは「あ、ネタが出たー。メモメモ」となります。収穫に近い。分解してメモするのって、めんどくさいんですけどね。なんせ、イラついてるから(笑)。
自尊心が過剰に反応を起こしたとき、わたしは



 おしおきは、神のしごと



という心の処理をします。
これは怒りに限らず、うれしいと感じるときも同じです。「ほめ」と「よろこび」は直結しません。(前に書きました
怒りも喜びも、感情が風にあおられて大きくなるまえに、「あとはそちらでバランスしておいていただければと」と神にあずけてしまう。こころのATMみたいな感じです。なんか万札を何枚も持ってると落ち着かないわぁ、というのと似ている。


わたしが大好きな「コーラン」は、人にこういう気持ちを生じさせてくれます。圧倒的な包容力がある。
「お、うちこ、今日もやってんな。ん? どうした。あぁ、それなー。あるよなー。あるある。まあ、あとはこっちでやっとくから。今日はもう帰って寝ろ」といってくれる、頼りになる先輩のよう。
「さん」付けで呼びたいのだけど、そうさせてもらえないのがつらい。
「なんかアッラーって呼び捨てみたいに呼ぶの、めっちゃ緊張するッス」ってなる。
かえってストレスがたまる(笑)。



 神よ、これは何のおしおきですか?



コーラン」を読むと、毎日が「ときめいちゃダメな中学生」みたいな気分になります。
ヨーガの人にはなじみがすくない書物だけど、おすすめよ。