うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

西禅院で、重森三玲庭園と蓮如の阿弥陀経を拝む


2年半ぶりに高野山へ。今回は根本大塔の裏にある「西禅院」に一泊しました。
非常にアピールの少ないお寺ですが、わたくしにはたまらない萌えポイントが満載でありました。


最後のはどうでもいいか(笑)。でも、朝のお勤めの後の小話が暗黒面を盛り込んだいいかんじのネタで、ちょっと考えさせられるようなシュールな題材。意外性がおもしろかった。



それにつけてもこのお寺は、なんといっても親鸞唯円がからんでいるところがたまりません。
空海ファンのわたしが高野山にいながら、なぜか歎異抄コンビに思いを馳せるという、まるで



 「好きな男の 腕の中でも 違う男の 夢を見る
  うううう〜 はあああ〜  (以後くりかえし)」



ジュディ・オング気分が味わえる、気持ち的に忙しすぎるお寺なのであります。
今回は関西のヨガ友ふたりからの高野山希望があったため、「うちこトラベル」というプロジェクトでツアーを組んでみました。ひとりが重森三玲ファンということもありこのお寺に来てみたのですが、もうひとりのほうが「わたし、親鸞さんと誕生日が一緒なの〜」という。
盛り上がるではないですか!




夕方に到着して



回廊をぐるぐる通って、お部屋へ。
ものすごく都会的で洗練された女性に案内され、「なんかあのきれいな人、唐突じゃない?」と思っていたのですが、都でデパート勤務をされていた(でも地元は高野山)という女性なのでした。





洗面所も、なんだかかわいらしい。







お部屋のまん前が庭園でした。こちらはワイルドなタイプのデザイン。








エースはこちら。宿泊されている人がいない時間、別途見学させてもらえました。




このお寺の人はとにかく親切で




お寺じゅうを案内してくださる。





菊田伊州画伯の襖絵。





狩野派のどなたかの作品。金タッチ。






松下幸之助さんステイの茶室。デザインがたまんない。






朝のお勤め(読経)の本堂。下の写真は、今年の高野山のポスターに使われたアングルの真似です。






読経の後の朝食。




到着後と翌朝の読経の前に3人並んでヨガをして、合宿みたいでした。





今回はツアーコンダクター魂で


到着した日の夜は千手院橋前ちかくの居酒屋に出かけてみたのですが





なぜ





なぜ、こんなにも西原理恵子タッチなのか。
文章も本人が書いているのではないかと思うほどの西原ワールド。

玉葱切って肉まぜて注文きいてから作ってるよ(←ここまでがキャッチコピー)
手造りハンバーグトローリチーズ(←商品名)


その右のを見た友人は
「鶏皮ギ ヨーガ ってどんなヨガだよと思っちゃった」ってさ。おもろ〜。





と、いろいろツボに入りながらカウンターで飲みつつ、振り向けば店の中の僧侶率50%。
タイミングによっては、俗人がアウェイな思いをすることもあるでしょう。






ちなみに西禅院の門限は夜9時なので、飲みすぎには気をつけてね☆


ウェブで予約できます。
便利ですのぅ。


▼参考おまけ:重森三玲デザインを見に行くシリーズ
福智院(高野山の別の宿坊)
臨済宗 大本山 東福寺(京都)
霊雲院、明暗寺(東福寺内・京都)