「よりみちパン!セ」から、こんな本が出ていたとは!
「トリオリズム」に思想家の片鱗を感じ、さらに言葉の感覚の洗練度とヨギっぷりに打ちのめされた叶恭子さんのスートラ。宇野千代さん以来のヨーガ思想家といってよいでしょう。
このふたりの個性は、こんな感じ。
<1月のレッスン「知性」について より>
未来と選択人生は、その一瞬一瞬が選択のくり返しです。
そして未来とは、「いま」と切り離された遠い先に、
すでに決まったかたちで
存在しているものではありません。
未来とは、この一瞬とたしかにつながっており、
あなたの手で選び取られることの積み重ねによって、
柔軟にその姿を変えたいと願っているものなのです。
あなたは、びべたんですかっ!
<5月のレッスン「関係」について より>
「関係」のかたち世の中には人の数だけ、また、その組み合わせの数だけ、
「関係」のかたちがあります。
ときとして、世間一般の名乗り方、名付け方では
表現できないと感じる「関係」もありますが、
その場合、その「関係」に、世間にすでにある名前を
無理に付ける必要はまったくない、
とわたくしは思うのです。
あなたは、ラマクリ師匠ですかっ!
<2月のなやみ「かわいくない自分、永遠にこのまま?」 マユさん・14歳 中2 への返答より>
もしかして、何を見ても「……それにひきかえ、自分はかわいくない」という思考回路ができあがってしまっている、ということもあるかもしれません。そのように、勝手にわいてきてしまう「思い」を無理に消すことは難しいと思いますが、一度、どこかでその思考回路を意図的に断つ時間を設けましょう。
あなたは、シュリ・シュリ・ラヴィ・シャンカール師匠ですかっ!
この本は、インド思想の名著と勝手に認定したい。霊的な書物を読むのが苦手な人は、これだけ読んでいればいいよ。