うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

乙訓寺。小さいけれど、エピソードの多い寺(京都)

乙訓寺の菩提樹
醍醐寺のあとは乙訓寺へ向かいました。行きたい場所はいくつもありましたが、このお寺は前回京都へ来たときにすでにリストアップしていたお寺です。
811年、嵯峨天皇からこの寺の別当に任命された空海たん。最澄さんが「真言おせーて」といってきた場所でもある。さらにさかのぼると、早良親王が監禁されていた場所でもあり、その祟りを鎮めるために空海たんが呼ばれたなんて話もあったりします。


が。
あまりそこに深い感慨はなく……


 空海たんと同じ場所の空気吸いたいのぉ〜(うちこ)


 それ、多くの女子がジャニーズに向けるのと同じ性質のものですよ(くわくま)


京都ガイドのくわくまさんは、いつだって冷静だ。
と書きたいところですが、そうでもない。
道すがら「だいたいが、修行をこなす前に " お経だけ貸して " なんて、あつかましい話ですよねぇ。いきなりすごいポーズをヨガでやろうとするような」と、最澄さんに手厳しい。うちこも、「そうねぇ。いきなり逆立ち教えろって言われたようなね」と。
その流れで「比叡山、あえて行きますか今度」という展開に。これは、近々行くことになりそうだ。



静かな郊外にあります。この、ファミマのある交差点の近くです。
ここまでの道のりは、ナビ付ケータイのある人はそれを使ったほうが歩く距離は少なくて住みます。町の人は迷わず行けるようにと幹線道路から向かうルートを教えてくれるのですが、住宅地を縫っていくほうが近いです。




この素朴なたたずまいが、いいねぇ。



定番の地蔵サージェントペパー。



空海たんは可もなく不可もない感じで



お不動さんに萌える。かっけぇ〜☆


まとまりもスマート♪



素朴な本堂。秘仏は見られず。




ほっとするだけではない、ちょっと邪気も感じるような、不思議な雰囲気のお寺です。



お習字が上手なもの同士で、みかんに詩を添えて渡したりしてたってさ。
嵯峨天皇空海たんのエピソード。無性に「文通」をしたくなってきた!



空海たんが植えたという菩提樹
「ほんとかねぇ〜」といいつつ、パシャリ☆



最後に通りすがりに見た絵馬のグラフィック。
戒められた人たちの表情が、ちっとも懲りてない(笑)


なんとなく不思議な感じがしたのは、ちょっとがっかりしたり、ちょっといらいらしたり、ちょっと知的でどきどきするような、そんな複雑な小さなことが繰り返された場所だからかもしれない。昔のレイアウトは今よりも広かったようなので、なんだか落ち着かない配置であることも印象に残る。
このゆるく無秩序な環境の中で、ものすごく短くて奥行きのある文章のやりとりがされていたのだろうな、と想像したら、少しわくわくした。