週末に手を合わせに行ってきた古刹「東浪見寺」。東京から電車で2時間くらい揺られれば着きます。
軍荼利山という山号の文字列(クンダリーニ→ぐんだり)でわかるとおり、ヨガっぽいお寺でもあったりします。「彫刻」「釣鐘の音」「群生する植物」がすばらしい。本尊の秘仏「軍荼利明王像」は平安後期の製作で、写真で見る限りでは、もう顔もしっかり残っていないみたい。年に一度だけ(1月28日)に開帳・公開されるそうです。
写真とともに紹介します。
JR東浪見駅を降りるとちょいちょい「軍荼利山」の道しるべがあるので、迷わず行けます。
外房線の通る線路を越えます。線路沿いの鉄道設備にある記載は「郡荼利山」になっていて、ゆるい。
コンクリートの鳥居。でも中はすごいから。楽しみにしててください。
このあたりの自然は県指定天然記念物なんですって。すごくきれい。
「猫を捨てるな! 大迷惑だ」と、素直かつ力強いメッセージがあります。
本当のことなんだから、言っていいんだよ。
階段は、左側の方が空気がキリリとしていますが、右側を登るとよいですよ。
頂上が見えてきた。お寺の山を登るときの、この景色はいつも印象に残る。
左右の阿吽彫刻もすばらしい。しかも、ちょっとガネーシャっぽかったりして、インドテイスト。
釣鐘をそっと鳴らすと、とてもまろやかで長い音色。
「消えたかな、いや、まだだ」と、じっと聞く。
オーーーーーンって唱えているように聞こえる。ゴォーンじゃない。
さらに上に登ると、天狗さん(愛宕大権現)が祀られています。
このお寺の近くに「遍照寺」という新しいお寺もある。
「このお寺を見た人は、このお寺も見に行きます」といわんばかりのナビゲーション。
この前川清さん以外は、あまり記憶に残りませんでした。
どこかが特別にいいというよりも、このエリアにただよう「やさしくて欲のない感じ」と「力強い自然と澄んだ空気」のバランス、対比がよかった。けっこう長く居た気がします。
先日紹介した「ブッダをめぐる人びと」に、「ただいまこの時を、しずかに味わうこと」というセリフがありました。
そんなことが、できた。すこし元気になりました。