うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

Loveについて。オーロビンド先生の3つの回答

らぶ!
インドから戻ってここ2ヶ月読み続けている、シュリー・オーロビンド師の英語テキスト・マラソン。やっと最終冊の6冊目まできました。ここのところ本の紹介が少なくなっているのは、朝の通勤読書時間をこれにあてているから。
帰りは、もう日本語を使いまくった後なので、うまく読めないんです。英語本は朝だけ。日本語を話したり聞いたりする前に読んでいます。

この6冊の本の紹介は年内いっぱいかかりそうな勢いなのですが、今日はまさに今日の朝読んだ箇所がとても面白かったので、トピックとして紹介します。
うちこはこれまでにいろいろなインドの哲学者さん、ヨギさんの本を読んできましたが、シュリー・オーロビンドさんはなかでもユーモアは少なめな人です。爆裂インテリジェントで、とにかく言葉の分解のしかたがすごい。「ことば萌え」なわたしにはたまらない先生です。ちなみにユーモア・キングは言うまでもなく、乙女先生です。

そんなオーロビンド先生なのですが、今日読んだところは珍しくユーモアにあふれていて、おもしろかった。6冊読んだうちの1冊が「問答集」なのですが、今日はそのなかから「LOVE」の章にあった3つのQ&Aをご紹介します。
斜体(イタリック書体。ななめ)が質問で、その下がオーロビンド先生の回答です。

"If you love me,I will love you";is this not an expression of vital love?


Yes ─ bargaining vital love.

若い頃、「同世代の女の子たちはなんでみんなこうなんだろう」と思っていたものですが、最近は男の子にもこの傾向を感じます。
これを、「活力の安売り」ときたもんだ。

"Even if you hate me and do not care for me,I will love you";can this be an expression of vital love?


It may be the expression of a certain kind of passionate vital love ─ but it can also be the expression of a certain kind of psychic love too.

この回答、いいですねぇ。パッションはパッションですからね。
思わず言葉で意思表明してしまいそうなところを抑えるのって、わたしみたいにピッタ優勢な人は特に、大変なんですよね。でも今後は、倍返しされて「罠だったのか!」と思っても、そのあとで「これは精神的なラブでございますのよ。うふふ」と言うテがありますよ。ていうか最初から制限する気がないのに、みずから愛の領域をつくるようなことは、言うべきではないのだ。領域など、ないのだから(自戒メモ)。

"I will love you as much as you love me";what kind of love is revealed in this expression?


It is not love at all ─ it is commercial barter.

「いやそこはバーターでひとつ」。
オトナだっ!(笑)というか、完全にだからこれは、「手法」ということなんですね。これは恋ではあっても、愛ではない感じだな。


もっと若い頃にこの問答を読んでいればなぁ……(特に真ん中のQ&A)。