うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

短くて覚えやすいカルマ・ヨーガ・マントラ

ギーター
ここ最近、朝の通勤でラーマクリシュナ師の言葉を集めた「SAYING OF SRI RAMAKRISHNA」を読んでいます。インドで買ってきたのですが、内容は4冊をひとつにまとめた本のようで、全部で1120もの「ミニ説法」が収められています。
いま1/4くらいまで読んだのですが、これが、おもしろい! おもしろすぎる!
ヴィヴェーカーナンダさんのお師匠さんだから、さぞ「見返りを求めずに、働けー!」といわれることと思いきや(まあそれを期待していたのだけど)、意外や意外、喩えがいちいち身近。ときには日用品だったりして、かわいいんです。なんか、かわいい。人気の理由がわかりましたよ。

<166個目の法話 「The True End of Learning」の章より>
Utter the word Gita,in quick succession,a number of times ─ Gi-ta-gi-ta-gi-tagi. It is then virtually pronounced as "Tagi","Tagi",which means one who has renounced the world for the sake of God.Thus,in one word,the Gita teaches,"Renounce,ye world-bound men! Renounce everything,and fix the mind on the Lord."

▼ざくっと訳します。ざくっとですよ。
「Gi-ta-gi-ta-gi-tagi」と、ギーターをすばやく繰り返し何度も唱えるのです。「タギ、タギ」と言っているように聞こえるそのマントラは、神のために現世利益を捨てたことを意味します。ギーターは、教えてくれます。「現実世界に縛られた自己を捨てなさい、すべてを捨てなさい。そして、道を歩む心を決めなさい」と。


こりゃ短くて、いいですわい。覚えやすいカルマ・ヨーガ・マントラ
先々週、シュリー・オーロビンド師の本を読んだときに思ったことを綴った「聖師と呼ばれる人の傾聴、分解技術」という日記で、

誰かと一緒に仕事や修行を通じて成長しようと思うなら、やっぱり哲学式(バガヴァッド・ギーター式)のほうがいいと思うんです。心理学的なアプローチだと「心を開かせる」ところでひと段落してしまう。でも、哲学式の場合は「明け渡し」の連続。

と書いたのですが、やっぱりギーター式、いい!



 「自信が確信に変わりました」(by 松坂大輔



いま、なぜか唐突にこんなフレーズが思い浮かびましたが、わたしはインドの働きの教えが大好きです。
本屋に平積みされている本に、いつも違和感を感じます。みんな、本当に陣取り合戦ブートキャンプな自己啓発メソッド、しっくりいってるのかな。

わたしは断然、インド式です!(しつこい・笑)