うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ウルドゥヴァ・パドマアサナ(上向きの蓮のポーズ)

ウルドゥヴァ・パドマアサナ(上向きの
アーサナ名は「アシュタンガヨガ―YOGA CHIKITSAの効用と指南書」の記述です。
(※これは、多くの神経が通る頸椎に負荷がかかるアーサナです。見マネではやらず、指導者から教わってください)
どちらかというと、三点倒立から足を組むほうの「逆転した蓮華座(ウールドヴァ・パドマ・アーサナ)」のほうが高頻度で行いますが、頭頂ではなく肩と首の後ろで立つこのアシュタンガのウルドゥヴァ・パドマアサナは、かなりのどが開く。声が良くなるような気がする。実際、これをやると痰が出たりする。


肩立ちのポーズ(サルバンガ・アーサナ)の状態から蓮華座(パドマ・アーサナ)を組んで、三点のポイントでバランスするのですが、これをやっているときの身体の中で起こる比重移動に集中していると、とても心が落ち着きます。油断すると首に高負荷が来るので、丹田の引き込みベクトルが肝。手で押す膝との感覚は、肩と床の接点に意識を持っていくのにとてもよい角度。
この状態で1分瞑想すると、気持ちもスッキリ。このアーサナが好き、という人はけっこう多いんじゃないかな。


いいことばかりを先に書きましたが、これ系のアーサナには魔物が棲んでいる。とっても危険。
一度痛めると治るのに時間がかかるのが、頚椎。多くの神経が通っている場所でもある。多くの情報が脳から行ったり来たりする関所。あんな細いところを、たくさんの「意」が通る。首と腰は、本当に注意して扱って欲しいといつも思います。


とっても長く感じる体勢です。鋤のポーズ(ハラ・アーサナ)でつま先が床につかない人は、とにかく慎重に、何年もかけるつもりでやりましょう。
気長にやっていると、「胸の呼吸が安定してきて → 背中の方がよく開くようになって → あっ! つま先がついた」ということになる。急いでグイグイ足を遠くに置こうとするのは、総合的に見て、遠回りです。
逆に、呼吸と向き合いながら長く付き合う方が、いろいろなところによい影響を及ぼしあいながら進化する。今できない人の方が、過程で得るものが多い。同じ感覚を、このアーサナがすぐにできちゃう人が得ようとすると、ウサギのポーズなどがそれにあたるので、こっちのほうが地味に道のりが長いです。


鋤のポーズへの過程としては、


●目線をおへそに置く。
●首の後ろから胸の裏に通る気道を少し平たい筒のように観察、感じながら呼吸する。
(この状態での気道内観瞑想も、格別の味わい。胸の裏にあたたかみを感じられたときの「やわらかな気持ち」を存分に味わって!)



ここの2点をおさえてじっくり付き合うと、すばらしい「過程の日々」を送ることができますよ。
ちなみにこの筒を、うちこはよく「トイレットペーパーの芯を少し潰したくらい」と言っています。



以下は余談ですが。
今回の写真は、右がうちこです。左は、中国に住むアシュタンギのかおりさん。かおりさんはうちこがパリに行ったときにお世話になったほか、そもそも今の仕事の師匠(10年前の、うちこの教育係!)であるユミコちゃんと大学の同級生で、ヨガをきっかけにアホな三角関係が始まり、結婚式のための帰国時に、婚約者の方と一緒に会いにきてくれました。
かおりさんはそのブログでわかるとおり、どうも「笑いの丹田」の締り具合が似ている気がします。なので、一緒にアーサナをすると、やっぱり双子みたいになる。

この写真は2月にお会いしたときに撮ったのだけど、このあと一緒にビールを飲みながら「アシュタンガの先生のマントラで、ノリダーっぽい発音の人が一定の確率で存在する件について」という議題で真剣に討議し、その認識の確認のために「ぅワンデェ〜イ グルぬワァ〜ン ジャラナァ〜ルビンデ、ぅェ〜イ♪」と合唱するわたしたちに、彼女の未来のダンナさんは、キョトンとしとりました。
「こういう、奥様のドアホな様子を事前に見ておくとほら、将来的にいいじゃない。ね。免疫ついてさ」
と、かなりいい仕事をした気分になれました。



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