うちこのヨガ日記

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おとなしく寝るポーズ(SUPTA BHADRASANA)

おとなしく寝るポーズ(SUPTA BHADRASAN
続インド・ヨガ教典」に載っていたアーサナです。
解説によると、
 スプタは「寝る」、バッドラは「優しい」という意味である。これは「おとなしく寝るポーズ」である。
とのこと。ものすごい訳だ!(笑)
「いいからおとなしく寝てろ」といわれてこれをやったら、「おとなしく寝ろっていっただろうがっ!」と怒られそうなアーサナです。
ポイントは以下のように書かれていました。

 心:背骨がまっすぐであること、両膝が左右にできるだけ開いていることに心を集中する。
 効果:夢精を治す。精力を増す。背骨と両膝の柔軟性を高める。出血を伴う痔もこれで治る。

とあります。
「夢精や痔にお悩みのかたにおすすめです」と書いてもなかなか「そうなんですね! やってみます!」とはコメントしにくいと思いますので、うちこが感じるポイントを追記します。

以前、「合蹠のポーズ(バッダ・コーナ・アーサナ)」について書きましたが、これはそれがゴロンと寝た状態で、以下の点がさらに感じやすくなります。
 1)背骨と首の後ろをまっすぐにする感覚
 2)背骨のS字の浮きやすい部分を床につけようとすると、股関節が閉じようとする動きになる
 3)背骨のS字の浮きやすい部分を床につけようとすると、頭と肩が浮こうとする動きになる

3)の動きは、「ガス抜きのポーズ」でも同じです。
背骨と股関節の連動を観察するのに、とても面白い感覚を得られます。
S字の浮きやすい部分を床につけようとする=丹田力、バンダ です。後で思い直してみたら、「ダウンドッグ」の呼吸のとき、たしかに股関節は少し締まる感覚です。
うちこは、「同時には難しい連動をだましだまし呼吸と一緒にチューニングする」という段階がとても好きな時間。このアーサナは、そんな学びが醍醐味であると思います。



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