うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ヤマシロさんと、すてきな人々

翌朝(4時すぎ)にハリドワールへ向かうので、リシケシでまる一日活動できるのはこの日が最後。
ラジェンドラ先生の朝稽古がお休みだったので、朝は「SAI YOGA」へ。
その後そこで知り合った皆さんと朝食を共にしたのですが、ここで素敵な出会いが。



そのまえに。



おちゃめすぎるサンディープ先生にクローズ・アップ!




うちこは、ナマステ・カフェを「お料理を出すキックボクシング・ジム」じゃないかとずっと思っていたの。入門していい?(笑)



ここで出会った、ヤマシロさんとの会話がめちゃくちゃ面白かった。
うちこはこの旅の前半からずっと、日本のお寺でお経を読むときと、インドのアシュラムでマントラ言うときの「尻の骨とおなかのバイブレーション」の違いが気になっていました。
数日後、夕方の道場で一緒の幸恵さんに「うちこさんのマントラは、すごく低く響いて、日本のお坊さんみたい」と言われたのだけど、「日本じゃ坊さんのマントラに合わせるから、つられてそうなっちゃったなぁ」くらいにしか思っていなかったんですね。
そしたら、「建築と声の響き」の話をヤマシロさんがしてくれた。写真のように、立ってアクション説明つきでわかりやすかった。ヤマシロさんは、もともと舞台やお芝居のお仕事をされていた人で、話しているとヤマシロさん自体の声の響きも、心地よい。
うちこが感じたことを話してみたら、「西洋やインドは大理石だから、バイブレーションがこう働く。日本の木造建築は……」とお話してくれて、これまで「あの場所では、こうだった」「この場所では、こうだった」という「尻の骨と腹の記憶」に答えが出まくる。


そんな専門的なお話のほかに、いろいろ、教えてくれる。


うちこ:明日、リキシャースタンドの男の子と朝4時半にハリドワールまで乗せてね。って値段含めて予約はしておいたのですが、大丈夫なものでしょうか。
ヤマシロさん:大丈夫じゃない割合でいうと、7割心配。
うちこ:今からリキシャースタンドへリマインドしに行くことにします。


ヤマシロさんは、その後お友達の家へ向かうそう。
途中まで一緒に歩いた
そんな素敵なヤマシロさん、62歳は・・・



「えっと、60って、多いんだっけ?」と思考停止するほどの立ち姿とセンスで、さっと横道に消えて、麦藁帽子を道の水道で濡らしてかぶって戻ってきたりする。


そして、思い出したように
帰る前にもしアクセサリーを買うようなことがあれば、ここは友達の店でぼったくらないから、(買う買わないに関係なく)、顔を見せておきましょう。といって



さらりと宝石屋さんで「この子は、僕の友達だからね。もし彼女が来たときには、よろしくね」と紹介してくれたりする。
ヤマシロさんとは、リキシャースタンドのところでさらっと解散。



そのあと、紹介してくださったおじさんは



こんなかわいいペンダントトップを、良心的な価格で売ってくれました。
(「ブログで○○○ルピーだと読んだ」とか言われても困るので、値段は伏せる)



でも素敵なお店なので、紹介はしておきます。
ガンジス川を右手に見ながらラムジュラ手前。お店ががちゃーっと並んでいるところにあります。


そんなこんなで解散して、
なんだか不思議なこの感じ。


62って、多いの? つおいの? ホヨヨ。


とりあえず、近所の30とか40よりも、感覚的に、よい気がします。
とてもします。
「親の介護を始めたら長生きし始めたので、見切ってインドへ来た」という理由が個人的に刺さったというのもある。それを、親と変わらない年齢の人が言っている不思議。
自分の暴言、暴力を苦に子供に自殺されたら、親にはどんなカルマが残る?
コインの表と裏を思う。
ブッダは、「親の面倒は、子供が見るものだ」と言いっぱなしで、そんだけだ。
ヤマシロさんのほうが、リアルだ。
とにかくありがたい出会いでした。



そんなこんなで、この日は、とにかく歩いた日。


道の絵に癒やされたり、聖者さんに遭遇したりもしました。



今回は、親に服のお土産も買った。


そして、最後の夕稽古の後、

さゆりちゃんと幸恵さんが、お茶とお菓子で見送ってくれた。ありがとう。



ミカちゃん、ミチコさん、ヴェドプラカーシュ君も、満腹と笑いをありがとう。


ずっと居たいようでもあり、早くこの浄化ハッピーを持ち帰って仕事したいようでもあり。
稼いでは訪れたい町リシケシ。と思う夜なのでした。