うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

世田谷美術館 特別展「平泉」

世田谷美術館 特別展「平泉」
世田谷美術館でやっている特別展「平泉」へ立ち寄りました。
たくさんの展示の中でも、仏像と書写経はみっちり、そのほかはあっさり見ました。なんでもかんでも吸収できるほど、うちこはハードディスク容量が多くありません。覚えていられないし。ただ、じっくり見るものについては、うちこなりのチェックポイントでじっくり見ます。
平泉は11世紀〜12世紀の都なので、うちこのストライクゾーンである飛鳥時代〜700年代に比べると、かなり「最近」。新しいものばかりなのですが、不思議とこの時期の仏像は「ざっくり」している。ざっくりというよりも、シンプル化されているような。この展示の仏像は小ぶりなものばかりでした。この時代の仏像ではほとんど「降魔坐」を見ることはないです。
メモを残したのは、ひとつだけ。中尊寺金剛院からいらっしゃっていた「大日如来坐像」さん。小さな像で、展示の位置的に少し上から見ることができる像だったのですが、もんのすごい足首柔らかかったです。がっつり結跏趺坐(吉祥坐)。完全に左足の裏まで天井に向いてました。そうとう修行を積んでいますよ。
ほかに、わきの下が露出している像もありましたが、うちこ的にはいまいち。そこに「表現」が見えませんでした。


今回いちばん時間を割いて見たのは、「中尊寺経の世界」という展示。高野山金剛峯寺からいらっしゃっている「紺紙金銀字一切経」18巻。出だしに絵がついていて、見ていて面白いんです。絵と書が一緒のスタイル、いいなぁ。こういう写経用紙が発売されたら、間違いなく買います。
このシリーズには「三蔵法師 玄奘奉」と書かれているのですが、「三蔵法師」という表記を、書写経のなかで初めて見ました。普段の写経の為書とはまた違う、冒頭の記載。うちこもやりたいなぁ、と思いました。
隣の大学生か高校生の男の子二人組が、「うわー、字、めっちゃうめぇ!」と言っていて微笑ましかったです。ほんと、めっちゃ上手い。薄い下書きなしなのに、上手い!
うちこのお写経の第二ステージとして、お経(般若心経)を見ずに唱えられるようになったら、お手本をなぞらずに書くようにしようかなぁ、と、かなりぼんやりとした目標が設定されていたのですが、これでかなりやる気に火がつきました!