うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

パダングシュタアサナ(足をつかむポーズ)

パダングシュタアサナ(足をつかむポー
先日、パダハスタアサナについて書きましたが、「アシュタンガヨガ―YOGA CHIKITSAの効用と指南書」でそれと同じページに載っているアーサナです。

この2つのアーサナは、浄化のプロセスを始めるにあたって重要な役割を果たすそうです。ガス抜きになるんだろうなぁ、というのは見ての通りですぐわかるのですが、尿道の清浄化にもなるそうです。「尿道が不浄な感じ」というのが。いまいちイメージできませんが、いつか泌尿器系のトラブルに役立つかもしれないので、覚えておくことにします。

いつも道場では床に座った状態でこのアーサナ(前屈)を行いますが、立ってやると、重力とのバランスが丹田の引き込み(バンダ)と連動するのをより強く感じます。首のうしろがフワッと開く感じがたまりません。立っていても座っていても、肘を持ち上げて肩甲骨が寄るときに感じる脇の開放は、ちょっと恥ずかしいものを見せるような感覚。
なんとも表現しにくいのですが、ボクシングのときに脇を開けたらすごく無防備なのと同じ感覚かと。脇を開くというのは、ある意味ものすごく「隙を見せる勇気」のようなものを養ってくれるのではないかと思います。
胸を開けば「オープンマインド」、脇を開けば「隙をつくる」、突っ張った状態で各所を連動させて強いバランスを保つときは「強い意志」といったように、身体の動きがもたらす心への作用は、実践の中で学んでいくもの。特に本を読んだりしなくても、わかってきます。

わたしは経験から「体癖診断」をするクセがあります。この間、同僚に「あの人キャラは謙虚だけど、実は内弁慶で、自信をもっているところがあるんじゃないかな。いつも立ってるとき、極端につま先が開いているもの」と言ったら、「当たってる・・・こわい」と言われました(笑)。
腕を組んで座っていたとしても「あごが引けてれば小心。心臓を守っているだけの自己防衛」「あごが上がっていれば、頭に入れないけど聞いてやるよ。フンと思っている」などなど、ものすごく細かいのですが、たくさんの人のヨガを見させていただいた経験から、日常動作に落とし込んだ診断パターンを持っています。呼吸や息継ぎも読んでます。なので、「〜なふり」とか「〜なポーズ」「しぐさ」には騙されません(笑)。
ヨガはけっこういろんなことに役立つんだよなぁ。



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