うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

よくわかる仏像の見方

同僚で読書仲間、仏教探求仲間でもあるシカちゃんが貸してくれました。仏像の解説本です。
仏像だけでなく、仏画曼荼羅)も載っていて、見どころ満載です。面白くていっきに読んでしまいました。奈良の子島寺というところに、生で見てみたい曼荼羅がたくさん置いてあるようです。
この本を読んでいると、「これ、生で見に行きたい!」と思うものがいっぱい。近場では、神奈川県・浄楽寺にある「毘沙門天立像」(運慶作)がとても素敵で、いつか週末を利用して見に行きたいと思いました。


エピソードの中では、帝釈天の以下が印象的。

(91ページから引用)
勇ましい戦闘の神である帝釈天ですが、一方で、淫蕩の報いから全身に千の女陰ができてしまったというエピソードも伝えられています。我が身を反省した帝釈天はひたすら厳しい修行を積み、千の女陰を千の目に変えたと言われ、千眼天とも呼ばれています。

どっかのえらいお坊さんのエピソードもそうですが、真面目に学ぶなかでときおり飛び出す「エロ・エピソード」。さすがインド経由! しかも、"全身に千の女陰"って・・。あなたは江戸川乱歩ですか、といったぐらいのイマジネーションですね。


どうもそのテのエピソードばかりが印象に残ってしまううちこなのですが、巻末の資料はヨギとして非常に興味深く読みました。(上の写真参照)
結跏趺坐の組み方の名称を解説するページに載っていたのですが、道場でよくやる「ロータス」。蓮の花のポーズといわれるものですが、
  右足を先に組んで、上から左足を組む=降魔坐
  左足を先に組んで、上から右足を組む=吉祥坐
というんですって。うちの道場では降魔坐→吉祥坐の順で行っているというわけです。


「寄木造」って、とってもエコな仏像の作り方じゃないのっ! とか、大人になってあらためて勉強すると、子どもの頃には気づかなかった楽しみがいっぱいです。別に趣味ではないと言いながら、けっこう詳しくなっているかも。仏像。

よくわかる仏像の見方 (楽学ブックス 古寺巡礼 15)
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