柳井でとてもすてきな場所を見つけました。「ふけいじ」と読みます。
なんと入り口で鐘を打つことができ、しかも境内は大スター揃い。愛染明王と千手観音と韋駄天という取り合わせ。なんたる夢の競演でしょう。ひろみ・秀樹・五郎くらいの、カックラキン級の強度です。ヤングにはどのあたりを例にすればいいのかな。思いつかないわ。いつもごめんなさいね。
しかもなかに神社もある。お寺の中に神社（粟島大明神）が共存しています。日本のお寺はこういうところがあるからおもしろいですよね。東京の深川不動尊も敷地内に狐様がいてなぜかそれ用の真言があったりしますが、お好み焼きにご飯と味噌汁を定食としてセットしてくるかのようなこの感じ、ついついニヤニヤしてしまいます。
入口からして、いいかんじ
めっちゃ鍛えてる！ 練習してる！ 信用できるわ～
この鎖をひっぱると釣鐘をつくことができるテクノロジィが導入されています。
わーい。ごぉ～ん。
愛染明王に、さんぱ～い
いきなりスタァ登場です。
やさしくて詐欺師じゃない人と出会えますように～（懇願）
千手観音に、さんぱ～い
愛染明王だけでじゅうぶん満たされているのに、すぐさま千手観音のお堂が。豪華すぎ。
ここでももちろん、参拝。
そして・・・
韋駄天に、さ、さ・・・、あ"・・・、ん、ぱ…
千手観世音菩薩の向かいに、韋駄天が。豪華すぎる展開についていけません。
そして、なにせ韋駄天さまは身体を強くしてくれる神様。参拝するにも、要求が高いときてる。
シヴァ神の子どもでガネーシャはお兄さんにあたるときたもんだ。スターの家柄の神様だから、要求してくることが大きい大きい。
そしてわたしといえば身体が資本というか、なんなら身体しか資本がありません。これからもこの身でもって生きていくために、リタイヤという選択肢はありません。ノー・チョイスです。
いたた・・・あ"、あ"がががぐぐぐ・・・
イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ。一歩一歩がイタイ。まるでわたしの人生のよう。普段は眠らせているいろんな場所の毛穴が全部開きました。
よくブログを読んでくださったヨガ仲間のかたから「ひとり旅なのに楽しそう」と言われるのですが、楽しいだけじゃないんですよ。試練もあります。でも終わった後はわたしの体中の毛穴と神経がワッショーイと目を覚まし、ひとりなのにひとりじゃない。「わたしたち、生きてる！」という組織の力というのかな、そういうのをありありと感じることができました。
粟島大明神は奥に
それにしてもこのお寺はお賽銭箱の多いこと多いこと。
お財布がだいぶ軽くなりました。
参拝終了であります。
姫田川でほのぼの
目の前にちいさな姫田川が流れています。
こんなほのぼのと景色の中に、まさかの修行スポットをそなえた普慶寺がある。しかも境内はスター揃い。すごいとこ見つけちゃった。
山口県近郊のみなさんは、日ごろの不摂生の罪滅ぼしをしたくなったらこのお寺へ来たらよいですよ。
