うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

文廟 別名:孔子廟(ハノイ・Ba Dinh dist)


ハノイ観光中にわたしたちが反応するものを見て、ナオミさんが提案してくれた観光地「文廟」。ベトナム最古の大学。
そのときは中にある偉人の像のようなものを見て「この人は、なんか偉い人なんですね」という感じだったのですが、あとで地球の歩き方を読んだらここは別名「孔子廟」ですって!
わたしは今回の旅行中に「現代訳 論語」を読んでいて(旅行前には蛭子さんのを読んでいました)、寝てもなんだか説教をされたような自分を戒める夢を見るほど、その世界にどっぷり。
そんなこんなで詳細を知らずに入ったのですが、お土産屋さんで目に止まった漢字と英語が併記されたお守り群はとても興味深く、三人で「おお、この漢字の意味、英語でこれか…。日本語の感覚だとちょっとまた違う感じになるよね」と大いに盛り上がりました。今になって思うと、あんなに話が尽きなかったのはやはりわたしたちのなかに儒教的な美徳の感覚が少し(いや、大いに。かも)あるから。




敷地の外の壁も、とても味わいがあるのですが





入館料3万ドン(150円)を払って中へ入ると…





いきなり天使みたいな人たちが! か、かわいい…。
西遊記で美しい少女たちに迎えられた場面の猪八戒みたいな気持ちになりました。
この天使のようなアオザイは、ナオミさんのブログであとで知ったのですが、絵のモチーフになったり撮影会で着用されたりするようです。やっぱり「おおっ」となるんだよなぁ。こういうとき、おじさんの気持ちがよくわかる。(と、ナオミさんも書いている)





いきなりの天使降臨に、え、なにここ? なに? 大学なの? 神社なの? 天国なの? と大混乱。






美しい場所です。





「これよく見ると漢字が読めますよ」というのでじっと見る。優秀な人々の名前が刻まれているみたい。
ナオミさんが亀についても説明してくださって、ありがたい、ありがたい。まさにそんな最中なのだけど…





へぇ〜、へぇ〜。ほぉ〜。
でね、でね、ところでナオミさん。その亀のね、あそこにね…





ゴキブリがおるの〜。
天国じゃなかった!





そしていよいよ本堂へ。





へばりついているかのような龍。そしてその奥に





「子曰く」って国語の教科書にも出てきた孔子。手元がかなり人間くさくていいですね。実際「論語」のなかの孔子はとっても人間くさい。

今の時代に聖人の出現は到底のぞめないので、せめて君子といわれるほど人に会えたら、私は満足だ。

なんて、仏陀と同じ時代にこんな言葉を残したボヤキ系リアリスト。(訳は「現代訳論語下村湖人 より)



そしてこの文廟周辺はとてもかわいらしい雑貨屋さん・洋服屋さんが多く…



こんなお店があって、「代官山みたい!」と思わず口にしてしまう。
東京に住んでいても、代官山や青山へはめったに行かないわたしです。




今回は珍しく、アジア旅行なのにこんなに買い物をしました。
いままでの旅行でいちばんたくさん買い物をしました。女子に感化されました。
近ごろめっきりオッサンくさくなってきたように感じている女性のみなさまには、女子度があがりつつもオッサン・マインドを刺激する孔子さまを拝める、一粒で二度おいしい観光エリアです。


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