うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

インドエステでツヤツヤ、モテモテ? デリーゼと呼ばれる

この日は朝のレッスンの後、インドエステへシロダーラをしに行きました。インドエステの模様はこちら
そのあと、夕方のレッスンまで2時間半くらいあり、帰って寝るにも中途半端。前日の夜に行った、ラクシュマンジュラというエリアまでひとりでブラブラ歩いてみることにしました。道も覚えたし。

で、歩いていたら、前夜にカフェで知り合った日本人から教えてもらった「サイヨガ(SAI YOGA CENTER)」というヨガ道場があって、


「あー、ここにあるのかぁ」と思って見ていたら、
その前に座っていたインド人の青年が、道の向こう側からしきりに日本語で話しかけてきます。こういうことはよくあるので、基本的にはスマイルのみで深入りしないようにします。
しばらく歩くと、別の青年が目の前に現われました。いわゆるナンパ的な感じなのですが、さっきあしらった罪悪感もあり、少しだけ立ち話はしようかなと。このSAGAR君、なんともシンプルな英語です。カフェの客引きかと思いました。話していてもぜんぜんガツガツしてないなぁ、と思ったら、「そこに、僕の友達もいるんです」と言います。あらそぉ、とか返事をしながら歩いていると、さっきの青年が(笑)。



 なんか、めんどくさいなぁ



と正直、そのときは思いました。が、「チャイを飲みませんか?」というんで、飲む。
この青年が、PINTOO君。日本人の彼女と1年付き合っていたそうで、濃い顔で(つうかだいたい濃いのだが)「こんにちは! 織田裕二です!」と言ってくる。「いやちがう、お前は川平慈英だ」と微妙な違いにつっこみたい気分はどこにもやり場がなく、話をする。すると、けっこう楽しい。「僕のこと、ピングーと呼んでください」とか、なんだか素朴なナンパ・コミュニケーション。小学生にナンパされたような気分になる。
ほんの10分くらい話したら、「僕達は、もう行かなければならない。チャパティとカレーを作る係なんです。今日はムスリムイスラム教)の友人が断食から明けるお祭りの日なんです。みんなでカレーを食べます。ノンベジのカレーも作ります。一緒に、お祝いに参加してください。一緒にみんなで夕食を食べましょう。ちなみに僕らはヒンズーなんだけど、とにかくそういうのは気にしなくていいです」と。



 でも、なんか、めんどくさいなぁ



と思いつつ、「それって何時?」と聞くと、7時だという。もう断るのが面倒くさくなってきた。



 うちこ:わたしはは、7時までヨガの稽古をしています。その後なら行けます。7時半かなぁ。家は、どこですか?
 青年達:シバナンダ・アシュラムからさらに10分くらい下流のあたりです。
 うちこ:橋の向こう側までは、いきますよ。
 青年達:では、マンジュラ(という橋)のシバナンダ・アシュラム側にピックアップしに行くので、必ず来てね。じゃあ!



彼らは「カレーの仕込み」の使命を持っているらしく、ものすごく強引に誘っておいて、ものすごくあっさり約束を確定し、ものすごい速さで去っていきました。


その後、ラクシュマンジュラの町をブラブラ。


前日の夜に行った「FREEDOM CAFE」の看板。





犬も歩けばヨガ道場に当たる、ちゅーくらいヨガ屋だらけ。





ラクシュマンジュラ(という橋)の周りのにぎわい。



しばらくすると、今度は女の子に話しかけられました。


去り際に撮りました。こちらを見ている女の子です。


インド女子:あなたは、なんて美しいの! どこから来たの? なに人? 旅行?(大げさだなー)
うちこ:日本人です。旅行です。ヨガを習っています。
インド女子:あなたは、シャイニーで、とっても美しいです。一緒に写真を撮ってもいいかしら。
うちこ:もちろんです。

 

  パシャリ。2ショット。(その子の携帯で)



インド女子:パパー! 一緒に写真撮ってもらっちゃったー!
インドパパ:これはどうも。ところであなたは、どこの国の人?
うちこ:日本人です。旅行です。ヨガを習っています。(アゲイン)
インドママ:一人で旅行をしているの?
うちこ:はい
インドママ:んまー!



  ゾロゾロ・・・ ゾロゾロ・・・



しばらくこの家族と一緒に民族大移動的なウォーキング。
日本じゃまずこんな扱いを受けたことがないので、びびる。恐るべしシロダーラ効果!
今日は「出会いの一日」なのではないかと思い始める。



しばらく歩くと、こんなカワイイ看板発見!


学校は、こっちだよー。


わーい、と思って歩いていると、今度はさっきよりもちょっとインテリジェントな香り漂う青年達に話しかけられました。


青年達:ナマステ。ハロー。
うちこ:ナマステ。アァプ・カイセ・ヘ?(なんか頭良さそうな人たちだったので、気を使いました)
青年達:おお! ファイン。お名前は?(ヒンディだったか英語だったか忘れた…)
うちこ:メラ・ナァム・ウチコ・ヘ。
青年達:アー・ユー・デリーゼ?!?!
うちこ:デリーゼ?!(なんだそれ)
青年達:彼女はデリーゼだデリーゼだ!(なんか盛り上がってる…)



わたしはデリーに住むインド人の友人、ラフルに仕込まれたヒンディが少しだけ話せます。ただ、地域によって言葉が違うこととか、まったくわかっていません。なんとなくたまたま、そのときはラフルと話すときのように話してみたのでした。
そしたら彼ら、デリーから2泊旅行でリシケシに来ていた数学の先生達でした。わたしの話す言葉はいかにもデリーな感じだったそうで、盛り上がっていたようです。あとでラフルにこの話をしたら、「そうだよ。デリーの言葉を教えてるもの」と言われました。



なんか、見た目からして、頭良さそうだったの。
その後は英語でお話して、またメアド交換。お名刺いただいちゃいました。でも、どれが名前かわからにゃい!(笑)
ちなみに左(赤)28歳、右(青)26歳だってさ。相手のほうがうちこの年齢にびっくりしてたけどorz



そしてその後レッスンに戻り、約束のカレー食べに行きました。




昼に会った青年達と、そのお友達。写っていない青年達は、となりのキッチンでサラダとか作って持ってきてくれたり。飲み物持って来てくれたり。わたしの左に座っているのが、「河童が覗いたインド」の感想に書いた、OM君。ジャイナ教徒で宝石商。本当にそうなのねぇ。
この日はムスリムの青年のお祭りだ、というのですが、MICKY君が(わたしの隣の隣)「キリスト教のクリスマス、ヒンズー教のディワリ、と同じような、イスラム教徒のお祝いのイベントなんだよ」と説明してくれました。そこに仲間が集まって、お祝いしている状況なのでした。年齢は、赤いシャツのSAGAR君は24歳で最年長のOM君は32歳で、てんでバラバラ。一番右が、PINTOO君。
とにかくいろんなお話をしました。インドのジョークも教えてもらいました。


OM君に、「日本人は、インド人を信用してないでしょ。商談のときにお茶を出すと、まず臭いをかぐんだ。悲しくなるよ」と言われたときはわたしも少し悲しくなりましたが、その後OM君はわたしのデジカメにあった高野山の写真を見て大はしゃぎでした。なんとなく気が合う仏教とジャイナ教。こんなにいろんな宗教の人が集まって、いろんな話をしたのは初めて。
ものすごい雨だったのと、ものすごくいろんなカレーが出てきたので帰りが12時近くに。親方の家の門の鍵がガッチリ閉まっていて、「電話したらめちゃくちゃ怒られる気がする」と思い、門はリュックの肩紐などを駆使して上からよじ登って越えました。翌日、不思議に思っていた親方に、「昨晩、帰りが遅くなかった?」と聞かれましたが、「うーん、そうだったかなー、お友達がごはん作ってくれてぇー。雨だったしー」とトボけました。親方は、とても不思議そうにしていました。