うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

7年ぶりにシャルマ家へ

最終日は、13時25分にデリー市内のNIZAMUDDIN駅に着く電車に乗りました。寝台車両の1階で寝ていたのですが、起きたら向かいの座席に5人横並びでギュウギュウに座った青年達。「げ、なんか私、めちゃ横柄な人みたいなことになってる!」と思ったら、やっぱりそこは寝ていてもいいシートで「いいんだ。起きないで。僕たち、勝手に座ってるの」と言ってくる。
しかも、横並びでトランプの大富豪みたいなゲームをしている。

ってゆーかそれ、めちゃくちゃネタバレな座り方だよね!

「手持ちのカードが見えちゃうから、二人こっちに来れば? もうじゅうぶん寝たし。」

と言ったら、笑いながら二人こっちに来ました。
そのあといろいろおしゃべりしながら、NIZAMUDDIN駅に到着。
ここからは、母親への報告もかねて、あえてだらだら書きます。つまらないかも。


事前にラフルに連絡をしてあって、そのときに電車の番号や座席も聞かれたのでてっきりホームにいるのかな、とおもったら、居ない。しかも、デリーはめちゃ暑い。とりあえずしばらく待っても来ないので、出口に向かいました。出口がこれまた、わかりずらい。
なんだか日陰の建物の下に人がいっぱいいるので、とりあえずそこで出口をキョロキョロ探そうと思ったら、
「ここは出口じゃない。待合室だから、そっちからは入っちゃダメだよー」と言われる。
もう背中は大汗でシャツが絞れそう。
そんななか、めちゃくちゃこっちを見ている人が。ロヒト(ラフルの弟)に似ているなぁと思うのだけど、その日陰は暗いのと、実際中に居る人たちも色黒なので、確信がもてない。ていうか、もしそうなら手を振ってくるだろうし。
しょうがないので、公衆電話の場所をきく。で、ラフルに電話したら
「わたしからは、もううちこが見えている。出口から出てきて!」という。電話の人に出口を聞いて、やっと会えました。

ってゆーか、さっきのやっぱりロヒトじゃん! と思う。「さっき、目があってなかった?」「うん、うちこはすごく見た目が変わったから、確信がもてなかった」って。そそそ、そお? とりあえず、ロヒトの目線的には、綺麗になったらしいですよ。7歳も年をとりましたが。


それよりも、、、

ラフルが太って、ハゲてた。

ちょっと凍る。つか、けっこうショックな見た目。
 「いや〜、わたしは変わりましたね。去年、娘が生まれましたよ」(←日本語。ラフルは日本語が話せます)

明るい! 

 「そーねそーね!」ポン☆ポン☆ (←お腹たたく)

 「ぎゃはははー!(全員)」

 「僕はまだバチェラーだよ!」(←ロヒト。英語)

 「ふーん」(日本語。流す。笑)


一瞬で時間が逆戻りして、笑いっぱなしのドライブ。
だが、予想通り、きた質問

 「うちこはなんで、デリーに着いた日をわたしたちに連絡しませんでしたか」(ラフル。こういう日本語)

回答も、もうちゃんと、旅に出る前から用意していました。

 「21時につく飛行機で、翌朝6時台に電車に乗る予定だったの」

 「それでも、わたしたちは家族なんだから、連絡をするものだ」

 「はぁい」

でも、次回もしないよ。だって、「なんで一人で行く。わたしたちが連れて行く」とかになる。
ホームステイしちゃうともう、めちゃくちゃ箱入り娘ですよ。近くのバザールへも一人で行けない。


しばらく走ると、ロヒトが
 「うちこ、ここからの道、覚えてる? テストだ。道案内して」

道案内受験はこの旅行で2回目だよー。(1回目はヨガの先生にテストされた
それでねぇ、びっくりしたことに、なんか覚えてるんですよ。

 「道はどこで曲がるか知らないけど、あっち。あの建物の近く。手前かなぁ。」

 「正解〜 ぎゃはははーーー!(やたら盛り上がる)」


みんなもう30代になっているけど、7年前に行った時にうちこが母と一緒だったので、「子供同士」の結束で、いつまでたっても子供同士のような感じなんだよなぁ。

 「さちこさん(母のこと)は、元気か」(ラフル)
 「うちこは、なにが変わった」(ラフル)
 「(変わりすぎて面倒なので、変わっていないことにする)」(うちこ)


とかいろいろ聞かれたり、ヨガをはじめてからのこと、きれいになったデリーの町こと、地下鉄のこと、とにかくいろいろ話してたら、家に着く。シャルマ家はコンノート・プレイスという、まあデリーの新宿みたいなところからすぐ近くのところにあります。都会のどまんなか。


もーそっからは、「ウルルン滞在記・アゲイン」みたいなのを想像してくだされば、もうまさにそんな感じです。彼らの仕事とかは変わっているけど、パタジ(父)、マタジ(母)、AXO(犬)も変わらず。妹のサプナはお嫁にいっちゃってた。ムンバイから大興奮の電話トークで、サプナもまざってみんなで話す。その後、サプナの結婚式の映像を見たり。本当に一瞬で、シャルマ家の娘になってしまう。

 「パタジがいちばん変わらないね。太ってないし」(うちこ)
 「いや〜、もうずいぶん毛が薄くなって」(パタジ)
 「それって、前からだよね!」(うちこ)
 「ぎゃはははー!(全員)」


みたいな会話とか、思い出すだけでまた帰りたくなる。
チャイは、通算3杯くらい飲む。パタジに、「あのジンジャーのがいい!」というと「わかってるよ!」と嬉しそう。普段お父さんは台所に立たないのだけど、7年前にうちことかーちゃんがマタジにチャパティの作り方を教わってキャッキャとしていたら、急にパタジが「わしがショウガ入りのチャイの作り方を教えよう」とかいって混ざってきたことがあったのでした。



やっぱりこの旅でいちばん美味だったマタジのカレーもいただきました。チャパティはアツアツ!



AXOは、おじいちゃんになってた! よぼよぼ。7年前は、君がアイドルだったのにねぇ。


そんでもって、ラフルの娘がかわいすぎる件についてはもう帰国日の日記に書いたのだけど、うちこおばちゃん、この子にメロメロになっちゃいまして。


パタジと、孫。


動画はYoutubeにあげてシャルマ家へURLを送りました。これ。

(1分22秒も撮っていたシャルマ家映像。右手で撮ってます)
ラフルの娘のPALAK(パラク。意味は「まつげ!」)ちゃんの持ち芸が「ヘッドマッサージ」だそうで、しきりに「ヘッドマッサージ」と言っているのは芸をしてもらうためです。ていうか、その芸、やっぱりインドだねぇ。ちなみにこの日はドゥルガさん(女神さん)のお祭りのときなので、彼女はこんな服装をしています。


そのお祭りもちらっと見に行きました。


都会のお祭り風景です。



そして集合写真。7年たってもなお、自分の顔の大きさに驚く。


相変わらず、「インドに嫁入りする気はないのか?」って兄弟から遠まわしに、ときには直球で言ってくれるのは嬉しいのだけど、うちこはサプナと同じように、ちょっと遠くに居る家族ってことにして帰ってきましたよ。母も賛成するだろうし、トイレでは尻も手で拭えるが、やっぱり暑いのよデリー。ちなみにラフルもロヒトも、こんなに優しくて頭のいい男はなかなかいないわ、っつうくらい素敵です。こんなに早くにハゲて太るのは想定外だったけど!


▼参考:7年前の滞在
2002年のインド旅行記をアップします
到着翌日。Happy Diwariのはじまり(2002/11/03)
家族で過ごすDiwari(2002/11/04)
メヘンディ、牛の糞の儀式、インド門(2002/11/05)
午前は女の儀式、午後はジャイプールへ出発(2002/11/06)
ジャイプール観光 前編(2002/11/07)
ジャイプール観光 後編 アンベール城へ(2002/11/07)
リキシャーでオールドデリーへ(2002/11/08)
最終夜と最終日(2002/11/08、09)
はみだし版 インドのごはん
はみだし版 本場でインドヨガレッスン 前編
はみだし版 本場でインドヨガレッスン 後編
はみだし版 近所の光景、デリバリー事情
はみだし版 デリー観光、ガンジーの墓