うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

写経と読誦。三帰礼文、般若心経、いくつかの真言、五大願

今日はまたお写経へ行ってきました。近所の等々力不動尊です。
前回の写経話をきいて、ヨガ仲間のゆきんこも参加。漢字検定をきっかけに、字を書くことに興味ボルテージがあがっているそうで、写経というよりも書道がしたかったようです。
今月から、新しくできたばかりの写経曾でのお写経。本堂でのお写経は前回が最後だったようです。今回は法話がありませんでしたが、写経の合間に読誦に参加できることに。


新しい写経曾の入り口には、空海さんの書の写しが。
ゆきんこが、「すっげーうまいこれ」と言うので、「これ、空海さんが書いたんだよ」。「えー? そーなのー? うまーい」「"弘法も筆のあやまり"の弘法は空海さんだよ。"これほどの筆の達人でも"、という"これほど"のうまさがこれよ」と。

ちなみにこの日のゆきんこのお写経デビューは、9時5分ごろ到着して書き始め、11時10分ごろまで居ました(笑)。
(ゆきんこの様子記録)
 ・最初の三行は、マジックで書いたの? という太さ。行が足りなくなるよ…
 ・墨をする肩の力が、行を追うごとにすこしゆるんできた
 ・と思ったら、水差しから思わずたくさん出た水に動揺
 ・どんどん入り込んでゆき、最後はめちゃくちゃ前のめり(笑)
 ・でも最後の数行は、普通の写経の文字の太さに!
 ・時間は1時間45分くらいかな。うちこは読書しながら気長に待ちました。
 ・最初から最後まできっちり正座。これは、えらい。


という具合でした。はじめてのお写経の作法にすったもんだしているゆきんこの動揺はとりあえず置いといて、呼んでいただいた本堂へ。


そこでは、すでに護摩が焚かれ、「では、はじめましょうか」といきなり読経(笑)。お経をコピーした紙を配布してくださいます。三帰礼文までは、うちこも聞いているだけでしたが、般若心経はiPodで聞いていたので、うちこもマントラさせていただきました。
「いくつかの真言」は、これまたiPodで聞いていた光明真言不動明王弘法大師の諸真言のほか、興教大師さんなど、はじめてきく真言もありました。五大願も、耳では聞いてはいたのですが、ふりがながなかったのでついていけませんでしたorz。
真言梵字なしのひらがなだけだったので、「のうまくさーまんだー」とか「うんたらたー」とか、耳で覚えているところしかうまくシンクロできませんでしたが、なんだか明るい気分になる歌のようで、楽しかったです。10分くらいの読誦。「もう一曲歌わせてぇー」という気分でしたが、「はい、では写経曾へお戻りください」とあっさり戻されました。ショボーン


般若心経は、「ぎゃーてーぎゃーてー」以降、ついノリノリになってしまうのを抑えるのが大変です。
写経も、そうです。「ぎゃーてーぎゃーてー」以降、すぐ次の行に行きたくて、少し左に流れてしまいます。

「ノリ過ぎない」というのが次回の課題。


前回はここでいただいたお土産をゆきんこにあげたので、自分では食べなかったのだけど、とってもかわいらしい押し寿司をいただくことができます。ゆきんこはお土産だけ2回目なので、「これ、ちょーウマいよ」と教えてくれました(笑)。


その後、渋谷の道場へ一緒に行ったのですが、ゆきんこは「椅子のポーズ」でコケそうになっていました。正座が効いたようです。素直な子なので、そのあともずっと道を歩きながらも

 ・やっぱり、「とめ」るところはきっちり「とめ」ないとね。
 ・かすれかたも、あああというときがあるね。
 ・気がつくと力が入ってるんだよね…
 ・墨が濃すぎても、すぐ乾くしねぇ…

と、熱く語りかけてきます。
しかも、それってほとんどヨガにあてはまる。「バランスのことばかり気にするとつい息が止まるところも、ヨガみたいだよね」と。
ちなみにそのあと一緒に紀伊国屋へ行き、ゆきんこは写経ドリルを買って帰りました。わかりやすい人だ・・・。