うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

合蹠のバランスポーズ(合蹠=がっせき)

合蹠のバランスポーズ(合蹠=がっせき
このポーズ、「ヨーガ・バイブル」には合蹠前屈のポーズ(バッダ・コーナ・アーサナ)にバランスを加えたアレンジとして紹介されています。蹠(あしうら)を合わせると書いて、がっせきと読みます。
内腿の内転筋を強く伸ばすポーズで、骨盤全体の臓器が整い、活発になるそうです。女性特有の、毎月の痛みの緩和によさそうですね。

この、「脚の付け根の股関節がかたい人」というのが本当に見ていて多いのですが、ここを柔軟にするには、本当に時間がかかります。10年がかりくらいの気持ちで、ゆったりと長く付き合いながら取り組んでいくといいと思います。

このポーズ、わたしの場合はけっこういきなりできちゃったんですが、実は10年以上前からの土台があります。
高校時代にかなりスポ根なノリでソフトボールをしていて、キャッチャーだったのですが、そのときにとことん股関節の柔軟性が求められまして、長い時間守備をしたり、突然のセカンド送球にも絶えうる俊敏性を保つのに、そこがキモだったんですね。
たぶん練習や試合をしていくなかで、必然要素として股関節が柔軟になったのだと思います。
しゃがみながら送球をするという動作には、「股関節の柔軟性」「バランス感覚」「強健、肩甲骨の柔軟性」の3つが必要になります。これが、いまのヨガの大きな土台になっています。


さて、このポーズですが、「ヨーガ・バイブル」に非常に大切なポイントが3つ書かれていました。
 ・坐骨で強く床を押す
 ・背骨を持ち上げる
 ・心臓のチャクラを引き上げる

これに、にいくつか加えるとすれば
 丹田を引く
 ・骨盤を立てる
 ・耳と肩を離し、少しだけ肩甲骨を寄せる

といったところでしょうか。肩甲骨は、強く寄せようとせず、軽く胸を開くための動作です。
股関節の柔軟性は、すべての運動の土台になる重要な要素。膝を床に寝かせた状態のストレッチなら、テレビを見ながらできますから、「カウチポテト」ではなく、「合蹠ポテト」なリラックスタイムをおすすめします。