うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

5000年の歴史を取り入れた新生活術 癒しのアーユルヴェーダ 佐々木薫 著

稽古の帰りにめぐこさんが貸してくれた「5000年の歴史を取り入れた新生活術 癒しのアーユルヴェーダ」を読み終えました。
アーユルヴェーダについてはヨガ本を通じての知識しかなかったのですが、入門にはとても読みやすくよい本でした。最後にヴァータ、ピッタ、カパの3つのタイプを診断するチェック項目があるのですが、うちこはヴァータが68、ピッタが55、カパが65でした。色白である、の項目でカパが増えているのですが、これは新潟育ちによるところが大きく、母親はどちらかというと色黒なのでその点をマイナスすると「ヴァータ」タイプと思われます。
特に、「想像力豊か(というか妄想力過剰)」「覚えるのも忘れるのも早い」「乾燥肌」「便秘がち(ただしこれはヨガでかなり改善)」という点がよく当てはまっています。


さて、なにかといろんなことは連鎖するのが面白いのですが、この本の94頁に、「マハリシ・マヘーシュ・ヨーギ」の提唱するマハリシアーユルヴェーダについての記述があります。アーユルヴェーダの世界でも有名なかたなんですね。この人の名前で書籍を検索したら何冊か出てきたので、読んでみたいと思います。


一番感銘を受けた記述は、昔はアーユルヴェーダは秘伝で、医師たちは秘伝の中にある「植物の根の伸びる方向」までにいたる細かな指示を理解しながら、同時に植物を根絶させないように守ること、自然環境までに配慮していた、という部分。今、「ぴーかんバディ」や「あるある大事典」で紹介されると痩せる成分を含む食材やサプリメントが一時的にバカ売れして、材料不足にまで陥る(コエンザイムQ10のとき、そうでしたね)なんてことがしばしば起こり、そのたびに「あーあ。またきたか」と思いつつ、仕事ではそれを助長するのが役割だったりしたこともあり、「なんだかなぁ」と思うのです。
昔の東洋医学医師の限りなく奥行きある心づかいに感動すら覚えました。