今回のさぬき旅行では、引田(ひけた)から讃岐白鳥駅へ移動し、そこから電車に乗って、二駅目で降りて釋王寺(しゃくおうじ)を目指しました。四国八十八か所には入っていませんが、「さぬき三十三観音霊場」の第五番のお寺です。
ひとっこひとりいないうえにGPSの効かないパターンが続いたので、駅で降りた人に釈王寺の場所を尋ねたら、炎天下のなか2キロほどいっしょに歩いてくださいました。「途中に家があるから、じゃあそこまで…」と言いながら、結局お寺まで連れて行ってくださったのでした。
腰がしゃんとした人だったのでしばらく気にせずにいたのですが、お話をうかがっているとけっこうおじいさんのようです。「車だと、ぴゅーっとすぐなんだけど。いま高齢者の運転が問題になっているから…」と話している間に一度も車とすれ違うことはなく、この土地でこんなに背筋のしゃんとした人がそういうことを気にしていることと、蒸し暑いなか案内をいただいている状況に頭が混乱しました。
「近頃はこんなふうに、女性がひとりで歩いていますね」と言われました。それ以外は個人的なことをなにもきかれませんでした。四国は心理的にひとり旅がしやすいなぁとここでも感じました。
真言宗大渓山・釋王寺(しゃくおうじ)
到着しました。
でん。
とても、とてもよいですここ! 座って目を閉じたら30分が過ぎていました。どこかに連れ去られたかのようにあっという間に時間が過ぎました。(座りながら寝たのかな…)
寺務所かな。
帰りは、教えてもらった別の道から
ここへ到着したときに、帰りはこっちからのほうがわかりやすいと教わった道を歩きました。
誰にも会わない…
ひたすらひとりで歩きます。ひとりだけど、同行二人です。
蝶を追いかけていたら頭がクラクラしてきました。
ぬわわー。すてきな植木群!
この、このバランス! 楽しんでるなー。すばらしい。
たまたまたどり着けたお寺でしたが、釈王寺の上はとてもよい風が吹いています。
▼引田・讃岐白鳥へも行きました