うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ビクラムヨガ in パリ

パリに9泊10日滞在中、ビクラムヨガに通いました。ホテルから歩いていけるFbg Monmtmartre校へ7回、ポンピドゥー・センター横のMarais校へ1回。毎日特定の時間が英語クラスなのですが、1時と2時に設定されているその時間はまさに観光中、という時間帯なので、すべてフランス語のクラスを受けました。8日も通ったので、先生とのレッスン、生徒さんとの廊下やシャワー室での会話、などなど楽しい思い出がいっぱいです。ここでは初日から最終日までのことを日付単位で書きます。


<初日:1月28日(日)18時>

▲Fbg Monmtmartre校の18時のレッスン。少し早く17時25分くらいについてしまいました。フランスの建物は外に大きな扉があって、さらに中に扉があるという構造がほとんど。まず、外の扉の開け方がわからない。どうしたものかしらん・・・と思っていたら、たまたまゴミの回収の人たちが出てきたので、どさくさにまぎれて友連れ入館。

▲しかし、さらに中の学校のドアをノックしても反応なし。しばらく待っていると2階から背の高い女性が降りてきて、「ショボショワソボソワ・・・ほにゃにゃにゃにゃ(フランス語)」と言いながら5分待ってね、みたいなしぐさをされたので、待つ。待っている間に他の生徒さんが二人来たのですが、さっき言われた「あと数分だって」を無理やり英語で伝えながら軽く挨拶。ほどなくドアが開き、中へ。

受付にさっきの女性とそれより少し若い男性がいて、「1週間レッスンに通いたいんです」という旨を伝える。どうやらこの女性は英語を話さない。男性のほうが、「1週間というのはないので、10日コースになります」というので「じゃ、それで」となり、45ユーロ(7200円)支払う。レッスン費は安い。この日はタオルもペットボトルのお水も持参していたので、特に何もレンタルしませんでしたが、タオルは1枚2ユーロ(320円)で貸してくれます。マットは無料。受付の後ろから乾いたものを持っていくシステムです。
受付の男性が、「ところでヨガは初めて?」と聞いてくる。そりゃそうだ。いきなり外国から来て毎日やりたいと言われてもね。「日本で同じようなレッスンをしています」といったら、日本の生徒であることがわかり、とても安心したように「そりゃあいいね!靴脱いで入って。更衣室はそこだから」と案内される。

▲更衣室はこんな色使いでかわいい。ロッカーは鍵がなく、棚と洗面台とシャワーとゴミ箱だけのとてもシンプルなお部屋。みんな大金を持ち歩かないからか、そもそも治安がいいのかわからないけれど、鍵がないという時点でとても平和な感じがする。

着替えとトイレを済ませて教室へ。まず、独特なニオイ・・・。汗とグレープフルーツが混ざったような。教室は35人くらい収容するそうですが、この日は27人だったそうです。このあと他の時間帯もいくようになりますが、土曜の18時は混んでいました。それからまず「なんで?」と思ったのは、教室の手前ばかりがやたらに混んでいること。みんな、着替えを済ませる前に教室にマットとバスタオルを置きに来ます。場所取りです。後でわかったのですが、手前のほうが涼しいのです。なんとなくあいていた中央から少し奥の2列目、先生に近いところにマットを置きました。レッスンが始まるまでの間、ほとんどの人は屍のポーズで待っています。
先生登場。さっきの背の高い女性です。レッスンが始まる前に、今日初めて来た人の名前が呼ばれ、私も返事をする。後にも先にも私の名前をちゃんと発音できたのはこの先生だけ。ほかの先生も受付の人も、「紙に書いて」と言うか、勝手にあだ名をつけて呼ばれました。
そしてレッスン開始。細かいことは本当にたくさんあったのですが書ききれないので省略するとして、まず前半立ちポーズが長い! 45分くらい。呼吸もキープも長いのですが、休憩はほんの少し。この日は旅の疲れもあり、ラクダのポーズの2回目だけお休みしてしまいました。レッスンの2ポーズ目くらいで気づいたのですが、まずショックだったのが自分の体型が「バービー人形売り場に間違えて置かれてしまった土偶のようであること。みんな脚なげえ! いきなり劣等感満載でポーズを始めたのですが、土偶には土偶の強みが。それは、バランス系のポーズ。パリのみなさんはとても片脚立ちが苦手です。途中でグラついたりリタイアも多いので、私と他のインストラクターさんだけが生き残っているような場面が何度かあり、GWEN先生は英語を話しませんが「次のステップに行って」というのを、目線や名前を呼ぶことで指示してくれました。フランス語がわからなくても、こんな配慮のおかげでとても気持ちのいいレッスン。レッスンが終わったらバスタオルを巻いて先生が廊下をウロウロしていたりして、かなり奔放。初日はこの教室のお作法を覚えて帰りました。


<2日目:1月29日(月)10時>
Fbg Monmtmartre校の朝のクラスへ。昨日のようにうまく外の扉を開けてくれる人が現れない・・・。ずっと立っていても怪しいので、通りすがりの中年男性に声をかけました。近くで見たらメチャクチャかっこいい。「油っぽくない高田純次といった感じ。「ここの生徒なんですが、ドアの開け方がわからないのです」というと、助けてくれたんですが、これがめちゃくちゃやさしい。教室に入れるところまでついてきてくれて、「これで大丈夫かな?」といって颯爽と去っていきました。ぽよーん。
目がハートのまま中へ。行く前に気づいたのですが、昨日お金を払った後、会員証も領収書ももらっていない。また請求されたら受付で説明できるかなぁ・・・と少し不安になりました。受付には昨日のGWEN先生がいて、「Bonjour!」と挨拶したら、「あら、あなたね!」と言われて通される。「顔パスのシステム?!この先生フル稼働なの?!」と思ったらなにやらパソコンで検索をしていて、どうやらデータベースで管理している模様。パリでは、いまどきにしてはアナログなサービスに驚く場面が多かったので、逆に驚く。
朝のクラスは空いていて、年齢層も高め。昨日と同様に気持ちのいいレッスンでしたが、顔を覚えたせいか、先生は昨日よりも少し「もっと!」的なあおりも。毎回少しずつあおりが増えるのかしら・・・。と思いながらレッスンを終える。


<3日目:1月30日(火)10時>
この日もFbg Monmtmartre校の朝のクラスへ。

▲昨日のように素敵な紳士が通りがかるとは限らないので、道場近くでゆっくり歩いていたら、前にマットを持った女子が現れました。彼女の様子をチェック! 扉を開けるボタンはものすごーーーくわかりにくいところにありました。これで、明日からは一人で入れる!

受付を済ませて教室へ。マットを置いて待っていたら、GWEN先生が隣にマットを置きに来ました。今日はGWEN先生が教えるのではなく、他の先生のようです。GWEN先生の隣でヨガするのかぁ、と思うと半分緊張、半分ワクワク。しばらくしたら反対の隣に別のかわいい女の子がマットを置きに来て、しばらくすると二人で温度計などの調整を始めました。今日は先生たちに挟まれてのヨガみたい。位置取りまずったかな、と思いつつ、動くのも感じ悪いのでそのまま待ちました。
先生登場。男性で頭がいかにもパリっぽいカーリーヘア。目もキョロっとしたなんだかマンガに出てきそうな外国人です。(ていうか私が外国人なんだけど)レッスンが始まる前に、「今日、フランス語がわからない人はー・・・」と英語で私の顔を見ながらニコニコし、「彼女と、ほかは?」と聞いていましたが、やっぱり私だけみたい。この先生の名前はROBERT。
その後、ROBERT先生はなんと親切にフランス語と英語の両方で教えてくれました。ところどころ、英語になったときは私への指示なのでわかりやすい。それにしてもGWEN先生よく曲がる。立ったまま反って手が床につきそう・・・。この日は両隣が「レッスンを受けに来た先生」だったので、昨日までつらかったポーズもなんとなく隣にあわせているうちに少しできたように思います。しかしながら、ROBERT先生のキープカウントは超長い。腕も脚も常に限界。そしてよく喋る。レッスン中、フランス語で面白いことも言っているみたいで、たまに和む場面も。そして、「え・・・まさかこのキープのまま小話を始めないよね」と何度か不安になることも。さらには、注意しても直らない人に「あなたフランス人?フランス語でわかる?」みたいなことを英語で言ってて、辛口!
Standing Stick Postureでは、初日に書きましたが脚の長いパリのみなさんにはつらいポーズのようで、となりの先生たちも途中で脚をおろしてしまい、その時にROBERT先生がフランス語で「生き残りは日本人だけ」みたいなことをいって、みんなを笑わせていました。自分のことを言われたときは、ジャポネーゼとかそんな言葉で認識。正座するときとか、説明のなかにもでてきます。みんなに笑われたときは「いじめられてるのか?!」と思ったのですが、GWEN先生がウインクしてきたので、そんな会話だったようです。われわれ土偶にとってはつらくないポーズなので、体型による向き不向きっていうのはやっぱりあるのですね。
この日は先生の間に挟まれたこともあり、思わず頑張っていたようで、帰ったらグッタリ。パリに来て初めて昼寝をしないと活動を再開できないほどの疲労感。この日くらいからシャワー室でおばさんに話しかけられたりするようになりました。


<4日目:1月31日(水)18時>
この日はベルサイユ宮殿をとことん観光した後のヨガ。いつものFbg Monmtmartre校です。行ってみたらまたROBERT先生。昨日同様にキープが長い。時計を見たら前半の立ちポーズだけで50分近くやっていました。昨日も名前を聞かれて答えたのですが、この先生は私の名前が発音しにくいらしく、途中から「Mi」とか「Mimi」と、ものすごい省略。この日以降のレッスンではずっと「Mimi」でした。フランスの人には、どうも途中で入るyuが発音しにくいようです。お友達のユミコちゃんはyuが先頭なのでわりとちゃんと呼んでもらえるらしい。
そしてこの日はさらにしごかれました。「とにかく限界までやりましょう」というのが彼の(ビクラム氏の、でもありますが)ポリシーのようで、「マキシマム」という言葉がよく出てきます。反りのポーズでも三角のポーズでもすかさず左右に回り込み、「僕の手に触れるところまでやりなさい」とあおられます。無理とかギブとか言えない雰囲気なので犬のようにやるしかないわけですが、手に触れるところまで頑張ってもさらに他のところを指摘されます。はじめは少し面食らいましたが、なかなかないことなので状況を楽しむしかありません。高校時代のソフトボールで受けた、「10メートル距離でのライナーノック」を思い出しました。あれに比べればまだましだ。
昨日のレッスンでは、先生があおっても「これは苦手なの」とか「ここが痛いの」といったような返事をする生徒さんがいて、「すげー。言い返してる・・・」と思っていたのですが、この日は他の生徒さんであおられていた皆さんもよく頑張る人たちで、レッスンの最後に先生が「今日は教えている僕もとても気持ちのいいレッスンでした」と言って去っていきました。うちの師匠もたまに「ベーーーリグッ」と嬉しそうに言うときがありますが、生徒としては「わーい」とまた単純に頑張りたくなってしまうものです。初心を思い出すとてもよいレッスン。
レッスンの後に、また昨日のおばさんと話しました。おばさんというのは世界共通なのでしょうか、英語めちゃくちゃでもおかまいなし。若い女の子で英語を話さない子は、挨拶はしてもその後は話したいんだけど目が合ったらお互いスマイル、みたいな感じで終わるのですが、おばさんは伝えたいことに貪欲。「何年やってるの?」とか、「今日のレッスンはしごかれて厳しかったでしょう、うふふ」とか言ってきます。こうゆう人ってどこにでもいるのですね。
★余談:パリでとても抵抗があったのは、街でおばさんに「マダァーム、ホニャニャニャニャ・・・・」と道を聞かれたりすること。「おめーがマダムだよ!」と心の中でいつも答えます。そして、トラベラーだと言っても、私が鞄から地図を出せばまた自分のペースで目的地を探す。恐るべし、世界のおばさん・・・。(もうすぐ私もか)


<5日目:2月1日(木)18時>
夜にポンピドゥー・センターを見に行ったこの日だけはMarais校へ。渋谷校、新宿校くらいの感覚の、歩いてもいける距離にあるもうひとつの学校です。

▲これがポンピドゥー・センターの裏側で、

▲その向かいのApple Centerの隣(写真では奥)がビクラムヨガのMarais校。とても分かりやすい場所にあり、路面店のようになっていて暗証番号で開けるような鉄の扉もありません。
こちらの学校のほうがちょっと近代的。1階が教室で地下に更衣室があります。受付で名前を言ってもやはり打ち込めないようで、紙に書いて渡しました。ひとつ前のクラスの先生が受付にいて、「日本でやってるの?渋谷?」と話しかけてきました。ちょっと雑談を始めたら「オシリー」「ヒザマッスグー」とここに通っている日本人の生徒さんから教わった日本語を楽しげに披露していました。ひととおり説明を受けていたら、ひとりの美人が「私、2日前に日本から帰ってきたのよ!」と話しかけてきました。この美人さんとはレッスンも近くで一緒に受けて、レッスンの後にもたくさんおしゃべりをしました。
着替えを済ませて教室へ。Fbg Monmtmartre校よりも少し広く、きれい。この時間は生徒さんが少なめ。この学校はすぐ裏に「アメリカンアパレル」があり、着用率が高い。マットとタオルを敷いて、ストレッチをしながらのレッスン待ち。
こっちではどんな先生が教えてくれるのかな・・・と思っていたら、なんとインカムをつけてROBERT先生登場(笑)。決してインストラクターが少ないわけではなく、今まで受けたクラスの前後の先生は違う人を何度も見かけているのに、なぜ。。。因縁か? 私の姿を見て、むこうも「およ。こっちの学校にも来たの。ふーん(この「ふーん」がすごくフランス人的!)」という表情。
レッスン開始。Fbg Monmtmartre校に比べてまだ経験の少ない人が多く、さらに体験の人が3人。さっきの美人さんもフランス語がわからないのでわりと英語が多め。二ヶ国語で同時レッスンをするスキルは、やっぱりこの先生すごい。美人さんはまだ時差ボケが治っていないらしく、あおられても「今日はほどほどにしたいの」と大人の英語返答。私もこのくらいのことが言いたいもんだ。が、言えないのでまた「やる→あおられる→やる」の繰り返し。この日はROBERT先生的に、レッスンの最後にやる呼吸で私の様子をみんなに見せたいらしく、みんなの前でひたすら一人呼吸。この沈黙、なんとかならんものか。正座(Japanese Sitting)の手本が見せたいのかな、と思っていたらそうではなく、「肩から上を動かさないってのはこーゆーことね」と説明していました。特に気にしたことはなかったのだけど、確かに他の人は肩を上下させている人が多い。そんなことがありつつレッスン終了。
シャワーを終えたらまた美人さんが話しかけてきて、日本談議。彼女は新宿校で体験レッスンを受けたことがあり、今度は銀座に来たいそうです(是非!東京酒場にお連れしなきゃ)。「銀座は大好きな街なの。六本木はちょっとごちゃごちゃしていて嫌ぁね」なんて話から、「私は年に何度かグランドハイアット東京で歌っているシンガーなの」と。「私その近くで働いています」というところから話が弾み、世界って狭い・・・。最後に彼女は「オツカレサマー」と挨拶。とってもおちゃめな人でした。
★ちなみに彼女が歌っているのは、グランドハイアット東京の「マデュロというオシャレなバーです。行ってみたい!


<6日目:2月2日(金)18時>
パリ市内観光のあと、Fbg Monmtmartre校へ。この日はCHRISTIAN先生。ROBERT先生とはまるで逆の、インテリジェントな雰囲気の先生です。無駄話はいっさいなし。レッスンは淡々と進みます。ここ3日のレッスンのテンションが高かったので、ギャップがすごい。この先生、言葉は少ないのだけれど、時間も風を入れるタイミングも完璧。そんなところに配慮を感じます。ちゃんと目を配りつつ、基本ができていない場合だけ細かく教えるタイプ。いろんなキャラクターの先生がいるのですね。ある意味、彼のレッスンは日本的な感じで、この日はリラックスしてレッスンを受けました。
この日、廊下でシャワーを待っている間に少しグッタリしていたら、ナタリーさんというアジア人の女の子が「サバッ!サバッ!」といって揺り起こしてくれました。別に大してグロッキーなわけでもなかったのですが。この女の子と会うのは2回目。今日のレッスンではしごかれなかったのだけど、以前例のおばさんに「ハードなポーズをやってたわねぇ」と言われたことがあったので、この子も心配してくれていたのかもしれません。アジア人同士なら見分けのつく、「あ、この人は日本人ではないな」という判断でこちらから話しかけることはなかったのですが、その後少し英語で挨拶。彼女は基本的にフランス語で生きている人のようで、ちょっと聞き取りにくかったけど同じくらいの歳に見えたので、なんとなく好意的な感じが伝わってきました。こうゆう、ちょっとしたふれあいも旅の楽しみですね。


<7日目:2月3日(土)10時>
Fbg Monmtmartre校へ。この日はMARKETA先生。この先生、見たことあるなと思ったら1月29日にGWEN先生の反対隣にいた先生です。とてもカワイイです! テンションが別の意味であがります。カーディガンズのニーナちゃんにそっくりで、それはそれはもうカワイイのであります。喋り方も教え方もカワイイ! レッスンは時間帯的に年齢層が高かったのですが、みんな彼女のレッスンのほのぼの加減でとてもいいムード。カワイイ女の子の強みは万国共通のようです。


<8日目:2月4日(日)10時>
いよいよパリ最終日。やはりレッスンを受けたくて、朝荷物をユミコちゃんのおうちに置かせてもらって、10時のレッスンを受けました。この時間しか選択肢はないので行ったのですが、ドアを開けたらROBERT先生が(笑)。最終日にもう一度彼のレッスンを受けたいな、と思い、そしてなんとなく因縁的にそんな気がしていたのですが、やっぱりでした。今日はタオルのレンタルのレジも彼がやっていて、お釣りをもらうときに「メルシー」と言ったら、「You're Welcomeって日本語でなんていうの?」というので「どういたしまして」と教えるも、7回目くらいでやっと言えてました。日本語の発音は覚えにくいのかなぁ。言えるようになるまで何度も確認するところが、彼のちょっとしつこいレッスンと似ていて、「この人とにかく完璧主義なんだわ」とあらためて思う。
そしてレッスンは最後のこの日もこってりあおられ、挙句の果てには寝る弓のポーズのときに「2回目はちゃんとつま先を丸めて」と言われて、「わかったよぅ」といつものようにうなずいたのですが、「ホントにちゃんとわかってる?たまにわからないのにうなずいてるでしょ」とまで言われる始末。小姑か! 確かに、ヘトヘトなときに英語で言われても聞き逃してよくわかっていないことが今までに2回くらいあって、でも「とにかく頑張ればいいんでしょ」的にやっていたことがあった・・・ええ、ありました。くっそー、覚えてたのか! とまぁ、そんなこんなでレッスンは終了。この日は、もうここでのレッスンも最後なので、レッスンの後も軽くストレッチ。今日もナタリーが来ていたので、シャワー室でおしゃべり。「今日日本に帰るの」と話したら「あらぁ」とお互いもっと何度か一緒にレッスンをして仲良くなりたかったなぁ、という感じで、「また、いつか」とお別れ。ちょっとさびしい気分になる。
シャワーを浴びて受付の前まで行ったらROBERT先生がいて、「Mimiはパリに住んでるの?」と聞いてきました。「旅行で来ていて、今日これから帰るの」という話をしたら、話し込みモードへ。いろいろお話しました。


▲この人がROBERT先生。この人のおかげで思わぬ「スポ根パリ旅行」になりました。写真からもなんとなく分かると思いますが、ROBERT先生ムキムキです。

最後に、ここまでで書かなかったパリの道場事情を補足。

▲とてもパリらしいのですが、廊下に「ダンスステージやります」「コンサートやります」「アロママッサージをやっています」など、生徒さんたちの個人活動の宣伝がピンでいっぱい留められています。毎日見るのが楽しみでした。芸術や音楽、文化活動を生活の一部として普通に日常化しているパリの人々ならではの光景。

▲シャワーのところに「お一人様2分」の張り紙。みんな撤収が早い。日本もこうあるべきだと思います。ヨガの後、お化粧しないほうがかわいいって。
そのほか・・・
★ROBERT先生と「No Green伝説」の話はしましたが、パリでは「No Green」ではありません。
★床がどこも微妙にナナメ。これは、リチャードのおうちもそうでした。「パリはそうなの」とのことです。
★持参されるミネラルウォーターのシェアはエビアンがダントツ。道場で買えるお水もエビアン
★日本人の生徒さんもけっこういました。
★男性は全員ビキニかショートパンツのみ。ジローラモみたいなダンディなおっさんがド派手なヒデキ風ビキニでヨガをしている光景が普通。
★ガス抜きのポーズで本当にガスを抜いているおばちゃんがいました。
★男性がとっても紳士! 2列目に立って、前に男性がいたとき、半月のポーズですっぽり鏡から見えないところに入ってしまったら、気にしながらよけてくれたり場所をかわってくれたりする人がいました。土偶は前に行くのがよいです。
★レッスンの後、先生が「屍のポーズ」をしている生徒を残して、伝記を消して出て行き、シャワーを最初に浴びに行きます。その後、先生によっては(GWEN先生とROBERT先生がそうでした)受付でみんなに挨拶をするために立っています。これは素敵だなと思いました。

ながーいレポートになりましたが、体(というか筋肉)に刻んだ思い出もいっぱい。今回の旅で、ヨガを通じて現地の人とふれあえたことは本当によい思い出。「笑顔は世界の共通語」などといいますが、うちこにとっては「ヨガも世界の共通語かもね」と思える楽しい日々でした。またいつか行きたいな。