うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

わたしの想い、わたしの世界

今日はあまりにも伝えたいことがシンプルかつ抽象的で、だからなんだと言われたらそれまでなのですが、こういう思いほど語ると陳腐になるものです。
無理に言葉にしようとすると、妙にそれらしい言葉を練ってしまって訓示のようになるか、抽象化しすぎてポエムになるか、賭け幅の広いギャンブルです。


わたしはヨガのポーズについて、実際のクラスでは動きながら説明しますが、その背後にはわたしなりの物語があります。おっと「物語」とか言い出しましたよ。アタクシ大丈夫かしら。
今日の「うちこのヨガ日記」は情緒がヤバそうだぞ・・・と思ったら、ここでブラウザを閉じてくださいね。

 

 

  (しゃっ)
 閉じて!

 

 

  (・・・)
 閉じた?

 

 

よし。
さて。
本題に入りましょうか。


わたしの「物語」にはイメージがあります。
こればかりは言葉でも動きでも伝えようがなく、ヨガのポーズの練習中に、「森の中の○○のように〜」なんて言われたら、真面目な日本社会で耳にする言葉との違いにギョッとしてしまう人もいるでしょう。なので、ひかえています。

 

このように、常にいろいろな摺り合わせをしています。
ここぞの場面でファンタジックなポエムを出したいところを、ガマンしているのです。
みなさんが普段オナラをガマンしているのと一緒です。ムーラ・バンダのように、言語野のバンダを効かせています。

 


いや、それがね。ちょいと聞いてくださいよ。アタクシだって、精妙なスピリットの舞う自然世界、宇宙のダイナミズム、そういうものをイメージしたりもするのです。でも言葉にするとヒくでしょ。わたしもね、自分が生徒の時にはヒいちゃったりするんです。
それについては、以前書きました。

 

でね、今日はアーサナの話をしたいんです。

フリートーク部分ではなく、身体を使う練習の方です。

 

たとえば、楽園の鳥のポーズ

わたしはひとつひとつのポーズの世界にどっぷり入ることがあります。
楽園の鳥について、まえに手順を書いたことがありました。
この時は写真を使って説明しました。

 

ななな、なんて真面目な説明なのでしょう。
わたしはこのポーズの説明をするとき、クラスでは「腕をふんどしのように股の間に通して」などと言ったりしますが、それは怪我をしない関節の角度で腕を通す挙動を促すために、そのように言っています。
神経回路がつながるパターンの2手3手先を読んで、怪我を防ぎながら楽しく完成に近づいていくための道筋を考え、ガイドしています。
(頭を下げて認識の左右が反転しやすい状態のまま、”内旋” だの “外旋” だのと言ったらあぶないですからね)

 

 

 

━━ というのは、説明についての話です。頭を使っているわたしの表面的なところ。
でもね。今日はカミングアウトさせてください。
“ほんとうのわたし” の頭の中は、ポエミーなんです。
“ほんとうのわたし” は、森の中にいます。

 

 

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ほら、鳥たちがあなたを応援してる♡楽園の鳥のポーズ。
わたしはこのようなイメージで練習に取り組んでいただきたいと思っているのですが、どうも言葉ではうまく伝えられません。なので今日は脳内を絵にしてみました。
色とりどりの鳥たちが、あなたを応援しているのですよ。
だから自由に、羽ばたいてくださいね♪ 

 

たとえ鏡に映ったあなたが「巣鴨のカモ」に見えたとしても、巣鴨は楽園ですし、カモは鳥類です。いいじゃないですか巣鴨。最高じゃないですか。神的においしいカレーうどんの「古奈屋」本店がある聖地よ〜。

そう。あなたらしく羽ばたけばいいんです。
わたしはいつも、そのようなイメージでみなさんの脚が上がるのを見守っています。

 

 

<お知らせ:202110月追記>

緊急事態宣言解除に伴い、週末開催のヨガクラスをまた始めました。

日曜午前中スタート・東京都内開催で、ブログ上部と下部(PC閲覧の場合は右下)からのリンクでお知らせしています。

わたしと一緒にヨガの練習をしてみたい! と思ってくださった方はチェックしてみてください。