うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

メンタルは食事が9割 宮島賢也 著

ページをめくりながら「そこかー」とか「これかー」とブツブツ頷きながら読みました。

とてもアーユルヴェーディックな視点で、まるで生活ヨガのおさらい本のようです。

 

わたしはここ数年で、野菜のおかずを中心とした自炊率が増えてはいるのですが、どうしてもやってしまうことや原因の特定できない不調があって、まるで答え合わせをするような感覚で読みました。

なんというか、もう、これは大反省会。

以下は、わたしの場合です。

 

だから白い麺はやめておけって言ったじゃないか

今年の8月は、素麺を食べる回数が多かったです。

全部猛暑のせいにしていました。わかっているのにやっていました。

ええ、わたしは意志の弱い人間です。

 

明らかに頭痛がするとわかってるのに、今日は調子がいいから食べられるかも・・・やっぱりダメだった~ というのが打率5割くらいで起こっていました。博打。

「ゆで時間2分」てのが、ありがたくてねぇ・・・。(言い訳をやめられない病)

 

白い食べ物は頭痛だけでなく脱力感・疲労感の原因になっていると、この本にありました。

猛暑の中でそうめんを食べることで、メンタルにも苦痛を強いていたのでした。

 

 

 

やっぱりカボチャと豆が問題

この本には、腸内環境・腸内フローラのバランスに言及されていました。

わたしはカボチャとひよこ豆が大好きなのですが、作ったものをたくさん食べて、お腹がガスっぽくなっていることがよくありました。

明らかにこれがメンタルにも負担になっていたのです。

高山なおみさんのかぼちゃ料理のレシピが、おいしすぎてヤバイんですよね。作ったら全部食べちゃう。

(言い訳をやめられない病、再発の巻)

これのせいよー

 

 

たぶん大根とごぼうも問題

初夏にお腹がゆるくなりすぎた時期がありました。食物繊維を取りすぎていました。

高山なおみさんの大根料理とごぼう料理のレシピが、なんかおいしすぎてヤバイんですよね。作ったら全部食べちゃう。旬を過ぎてもずっと食べてた・・・。

(言い訳をやめられない病、再々発の巻)

これのせいよー

 

 

ホルモンバランスと神経伝達物質の視点から気になったこと

著者は精神科医で、ご自身がうつ病を克服した経験をもとに書かれています。

薬に頼らない方法を模索した結果の、食事部門の集大成のような内容。

 

女性はホルモンバランスへの対応が生活上急務、みたいな時があったりするけれど、これはうつ症状への対応と同じだなと思いながら読みました。

この先生は、「セロトニンの9割が腸に存在しているので、そこの環境を良くするために腸に負担をかけないこと」を重視されています。

ここしばらく、ついホルモン分泌の減少と補充のことばかり考えていました。

 

以下も、見逃せない言及です。

ノルアドレナリンが不足すると、好奇心やそれに伴うワクワク感、興奮、やる気、集中力といったものが減退するようになります。こうした状態もまた、うつの症状と合致するものです。

(やる気が出ない原因は腸に溜まった「アレ」 より)

これが、老い(あるいは飽き)と区別がつきにくいんですよね・・・。

 

 

 うつ症状があるときは、心身がリラックスできていません。何もできずにぼーっとしているときでも、実は顕在意識、潜在意識でも自分を責めています。

(「毒出し半断食」のやり方 より)

この部分以後の先生のうつ症状の振り返りを読んでいたら、『ヨーガ・ヴァーシシュタ』にあった「広大な森の物語」を思い出しました。

「ぼーっとしているときでも、実は潜在意識、顕在意識でも自分を責めている」という表現が、 “広い森の中で自分で自分を叩き、痛がり、恐れ、走り回る人” と重なりました。

▼何度も思い出したい、このお話です

 

 

自分を客観視するのに、他人の言葉は有効です。

素晴らしいと感動した教えも、必要なときに引っ張り出す能力がはたらかないくらい、頭のエナジーが落ちてしまうときってあるから。

 

○○は△△が9割」というタイトルの本は、通常であれば「またこれか・・・」と流してしまうのですが、この本は立ち読みで内容が気になって読みました。

このタイミングで読んで良かったです。