うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

かまってちゃんという思考行動習慣

2023年は年始に友人と観光がてら、神社でおみくじを引きました。

そうしたら大吉で、そこに「人事 目上に良友を得」とありました。

 

 

今年を振り返ると、おみくじに書かれていた項目の中でこれが一番よく当たった気がします。

わたしがヨガをはじめた頃にお世話になった先輩と、たまたま再会することができました。

体重が増減してドキドキしたときも「その時期、わたしもなった」と教えてくれて、メンタルの命綱のように現れた、まるでパーマン3号のような、わたしの星野スミレ的存在。

 

 

そのスミレ先輩が、いま高齢者のかたと関わる仕事をしていて、いろんなことを教えてくれます。

なかでも衝撃だったのが

 

 

 

  80歳を過ぎても「かまってちゃん」て、いるのよ

 

 

 

という話。

その思考行動習慣と「80歳」を紐付けたことがなかったけれど、そりゃそうですよね。だって寿命が延びているんだもの。

 

 

かまってちゃんという言葉は、若者に向けられる場合だと「承認欲求をうまく表現できない子」という感じで、その延長の2030代まではほぼ同義に近いと思うのだけど、中高年になってからのそれには、ヤングから非ヤングまでの間に熟成された要素が加わります。

わたしなりの現在の見かたでは

 

 

 自分はケアされるべき人間だと相手に示すために気持ちを作る癖をそのままにしている人

 

 

という感じ。

気持ちを作る癖をそのままにしていなければ、葛藤をしている人になって、「コンフリクトはチャンス」の状態になる。

その先(加齢してゆくこと)は、想像をしたことがありませんでした。

 

 

かつて先輩とわたしは、何年も同じ学校でインストラクターとして活動していて、"自分はケアされるべき人間だと相手に示すために気持ちを作ってはいろんなヨガの先生をジプシーのように尋ね歩いている人" を見てきました。

そこで応対する先輩の姿を見て、この人なりの哲学があるんだろうな・・・と思っていたのだけど、ないみたい。

「自分がそうならないようにする」と、カラッとしています。

 

 

  *   *   *

 

 

ほかにも、おもしろい話をたくさん聞かせてくれます。

先輩の職場へやってくる人のなかに、古い日本の映画をしたくて仕方がないお爺さんがいるそうです。

「捨てても構わないから」と言って本をくれるらしく、いまはそれが我が家にあります。

わたしが古い映画ばかり観ているタイミングで再会したので、「ちょっと! もらって欲しいものがある!」と。

ごっそりもらった本をペラペラめくりながら「わたしこの本のここ、この加東大介さんの話だけで、1時間そのお爺さんの相手できますよ」と言ったら爆笑されました。

 

どうですかこのラインナップ。

いちばん左の野上照代さんって、清水ミチコさんがモノマネする人よね。(モノマネで知ってる)

来年はこれらを脳内オーディブルで楽しもうと思っています。