うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

浅草リトルシアター(東京)


花まつりの後、道を歩いていたらチラシをいただいたので、「浅草リトルシアター」というところへ入ってみました。
お笑いライブを毎日やっている、50席あまりのとても小さな劇場。




「六区通り」という道沿いにあります。







「浅草リトルシアター」は中へ入るとかなりよい雰囲気。味のあるレコードやポスターがディスプレイされていて、オーナーさんが客席の人に「飲みものは、ここでも売っていますが外で買ったほうがよいですよ。うちは2倍の値段で売ってますので!」とかなり自由な雰囲気。演目をされる芸人のみなさんもこの自由さを引き継いだ形で、とてもすてきなムード。
演目と演目の間にかかる曲も妙にセンスが良かったりして、浅草なんだけど下北沢っぽくもある。
ここへ入ったとき、15年くらい前にNYでぶらりと入った、ちょうど同じくらいの大きさのミニシアターで初めてブルーマングループを観たときの感動が蘇ってきました。なんとなく、いいものが観られる気がする。



と思っていたら、すごいの観ちゃった!
ルーマンとはぜんぜん違う趣なのだけど、わたくしここで、この芸人さんの大ファンになってしまいました。




「おせつ」という通称で呼ばれている、扇旋二麗(おうぎせつれい)さん。
帰りに出口に立っていらっしゃったので、「すっっっっっっごく、おもしろかったです!」と言ったらお名刺くださいました。



お笑いのネタなので詳しくは書けないのだけど、ものすごいバランス感覚。
わたしが観たのは「おにぎり先生の保健体育授業」という演目で、近年こんなに笑ったことが思い出せないほど、笑った。
日舞台に立たれているようなので、今日のネタがモーレツにわたしに刺さったのかどうかはわからないけど、圧倒的に地頭がよく研究もされている人が練りこんだ、ライブでしかここまで笑えないというタイプの内容。世代を問わず場をまとめていく「構成」にシビれました。
わたしはいわゆるゴールデンタイムという時間帯に家にいないため、テレビのノリも人名もわからないことが多いのですが、そういうことはまったく問わない普遍的なベースの上に、場をコントロールされる側が気持ちよくなってしまう。ライトな共感やテンポやノリでもっていく笑いではなく、構成された笑い。「すげー、よくできてる〜」という気持ちよさ。
わたしのブログを読んでいる人は、きっと好きになると思う。ゴールデン・ウィークの行楽におすすめ。わたしもおにぎり先生の授業、ぜんぶ受けたい!




思わずのけぞる面白さでした。




なんだなんだそれ、気になるではないか! という人は、ぜひぜひチェックしてみてください。
まじで絶賛おすすめです。



扇旋二麗(おうぎせつれい)さん関連のウェブ情報


それにしても……
なぜ優れた人は「おにぎり」をモチーフに使うのか。
会田誠さんの「おにぎり仮面」にも扇旋二麗さんの「おにぎり先生」にも、天才の業を感じます。


▼シアターはここだよー

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