うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

土偶として。足の外側後方からの体重移動


わたしはスーリヤ・ナマスカーラの説明をするときによく、「土偶」の話をします。
サマスティティヒ(ただ立ってるだけのタダ・アーサナ)でちょっとかかとを離すのも、これは土偶対応なのだろうと勝手に思っています。


日本人に限った話ではないけれど、欧米人よりも日本人は足の外側&後方にバランスが行きがちな傾向があると、経験上のアナログ統計で感じています。微妙な違いですが、欧米人は足の外側&真横と指先グリップが強くて、すねとふくらはぎの間の外側の皮をつかってプルプルしているように見えます。


確認の瞬間としては、スーリヤ・ナマスカーラのダウンドッグの後に両手の間に戻ってきたとき、その傾向がよく現われます(ウッターナーサナB)。ちょっと油断しがちなタイミングなんですね。なので、「ねね、このときちょっと意識してみ。土偶だから」なんて話しています。(ちなみにわたしがイメージしているのは「ハート型の土偶」の脚です。人によってはイメージが違ったかも。ごめんね)
わたしはヨガでフローするナビゲーションをするとき、「土偶に気をつけて」というフレーズをよく挟みます。ドグウドグウ言われているうちに、拇指球と土踏まずを意識できるようになってほしくてね。



アジア人はおしなべて今日書いたような傾向があるけど、ほかにいろいろな国の人の傾向で覚えている印象は

  • 日本人は土偶で、あごの裏・のどに力が入りやすい。そこでこっそりがんばる。
  • 中国人は男女とも腰が柔らかく反っている人が多い。腰骨そのものが軽い。
  • 韓国人男子は骨太で丈夫。中国人男子は骨の湿度があって、日本人女性のよう。
  • ヨーロッパの男性は上半身が重たいからか、つま先への体重移行(指先でめっちゃ床をつかもうとする)が促されやすいみたい。
  • スペイン人はオープンマインドなのか、男女とも胸を開くアーサナの入りがスムーズで真横に広げるのがうまい。
  • イスラエルの人もたくさんみたのだけど、まとまった傾向を感じなかった。みんなややこしかった。
  • インド人に聞くと、日本人は男女ともサッとヴァジュラ・アーサナ(正座)に入る、というのが最大の特徴。足の甲を伸ばすのがうまいって。


インドにいる間は英語でヨガクラスをやっていたのだけど、マットからはみ出るサイズの人がドーンといらっしゃり、まるで試合。豆っこのわたしが外国産のメンズをアジャストして回るとまるで車の整備(笑)なんだけど、ヨガのアーサナって車の整備と一緒なんですよね。身体という乗り物を自分でメンテナンスして、コミュニケーションをとる。
なんだか、ナイト・ライダーみたいだね☆
(相変わらずネタが古くてごめんよヤング)




▼久しぶりに見たくなっちゃった非ヤングのみなさま、どうぞ。たまらんです。



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