大阪仕事の前夜に、神戸へ行きました。1年半前にインドで知り合った、革カルマヨギ(革ヨギ)が神戸に住んでいる。高野山と仕事の間に、時間を合わせることができた。
再会といってもお互い日本での暮らしぶりを知っているわけではなかったから、初めて知ることも多かったのだけど、どんな性質のことに向き合っているかはざっくり認識していたので、話題がなくなる瞬間がない。とにかくいろいろな話をした。
積もる話は、素敵なカフェから始まった。
■神戸元町「MOKUBA'S TAVERN」(木馬)
美味しいコーヒーをいただきながらのお茶べり。
このお店は、とにかく「かわいらしい仕掛け」がいっぱいある。
ミシン台の上に乗ったアンティークのレジとか、職業の教育イラストが入ったタイルが埋め込まれたテーブルとか。
なかでもグッときちゃったのは
ランプに傘と水着をアレンジしたもの。
「なんだかこのまま(裸)ってのも、かわいそうでね」というマスターが、とにかく素敵。
レジ上の看板のムドラーがいいね。マネー・ムドラー。(チン・ムドラーともいう)
あっという間に時間が過ぎてしまった。
旅の話も楽しかったけど、トピックは何であれ、時間の使い方とかパワーの使い方の話をしていた気がする。
そのあと、神戸といわれて思い浮かぶ食べ物を訊かれて、瞬間的に「コロッケ」と答えたら、「デパ地下へ行こう!」ということになって、大丸のデパ地下へ。ひとつ、面白いお店がありました。そのお店で、
「歯が折れるかと思うほど硬いんだけど美味しい」とすすめられた「伊賀焼」(仁右衛門)を購入。
これ前歯じゃ噛めんよ。ひとつふたつ、横の歯で噛まないと。
硬くて、甘くて、香ばしいお菓子。同僚たちがすっげーイイ音で食べてました。
パッケージに駄菓子と書いてあるけど、味は上品です。
少しパンを食べたい衝動に駆られたのだけど、夜だったので、やめておいた。
もしお昼に来ることがあったら、パンを食べたいな。
お店の人気商品も売り切れが増えて、わたしたちのおなかもいい感じでスペースができてきました。
そして、「とびっきりのB級グルメへご案内しましょう!」と向かったのは
■神戸っ子というラーメン屋さん
ラーメンが出てくる前からテンションが上がってしまう内装。
「燃えよドラゴン」のポスターを見てブルース・リーの話になるかと思いきや、ジャッキー・チェンのベスト・キッドがどんだけ面白かったかを語り始めていました(わたしが)。
ラーメンはシンプルに、おいしくいただきました。
とんこつなのに喜多方っぽくもあるスープが美味しかった。うちこはこれ、ちぢれ麺でも美味しく食べちゃうな。
旅のこと、本のこと、映画のこと、眠り・夢・金縛りのこと、脳のこと、骨の音のこと、機械と身体のこと、吉本親子とラビ・シャンカール親子…… そして、ヨガの話。コンテンツの多い夜でした。
車の中で革ヨギのiPodをシャッフルしていたら、ラビ・シャンカール&ジョージの「マンガラム」のあとにサージェントペパーの曲が流れてきて、自分のiPodかと思ってしまった。
神戸は先月行った長崎と同じように港ならではの独特の雰囲気があるけど、長崎のようなモダンレトロ感とは違う。
横浜のような、洗練イメージ狙いのアカデミックな感じとも違う。
なんともつかみどころのない印象を受ける街でした。