うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ヴェルサイユ宮殿へ

この日はヴェルサイユ宮殿へ。朝から頭の中で「草ぁむらぁに〜 名ぁもぉ知れずぅ〜♪」と『薔薇は美しく散る』がヘビーローテーションで回りっぱなし。気分はいい感じで盛り上がっております。今、マリー・アントワネットといえばまさに公開中の映画が話題なのですが、うちこ的には行く前に読んだ「ベルばら」によってテンションがあがっておりました。ヴェルサイユ宮殿は鏡の間の修復本公開を控えているので、この夏に行く人も多いでしょう。
ベルサイユ宮殿へはホテルのあるBlancheからサン・ラザール駅まで徒歩で行き(15分くらい)そこからJRのようなRERという電車に乗り(片道3.45ユーロ=552円)、30分でヴェルサイユ・リヴ・ドロワット駅に着き、そこから徒歩で行きました。ついつい人の流れから外れて寄り道などしてしまい、20分強歩きましたが地図はなくてもなんとなくそれっぽい人や宮殿へのバスの往来を見ていればたどりつけます。


▲宮殿までの道でやっていたフリーマーケット


▲宮殿までの道にあった建物と公園

▲到着。でかい。この日はとても空いていて、チケットも並ばずカルト・ミュゼを買う。(カルト・ミュゼがメトロの駅で買えると書いてあるガイドブックがありますが、最近は買えなくなっています)

▲本格的に宮殿内に入る前の階段。この時点でもうすごい。とにかく、宮殿内はものすごい凝りようで、いったいどれだけの人がどれだけ働いたんだ!と考えただけでおなかいっぱい。




▲こんな、夢のようなお部屋が延々続きます。読書の部屋とか、談話の部屋とか、目的別のお部屋が。一室ずつ壁やカーテンも色が統一されていて、ピンク、黄色、緑・・・と続きます。

▲これが有名な「鏡の間」


▲絵画は撮るのが難しいですが、わりとはっきり撮れたもの。マリー・アントワネットと子供たちの肖像と、王妃継承の儀式かな。

▲中庭のようなところ。宮殿を出て、庭園へ向かいます。



▲庭園も、とにかくなにもかもがでかいのです。実寸を近所に重ねたらどれくらいあるのかな。徒歩の疲労感を尺度にした計算では、上用賀1〜3丁目ぶんくらいは軽くありそうです。

▲庭園からプチ・トリアノンをめがけて歩き始めたのですが、あまりに人が居ないので適当に歩き始めたら道を間違えてしまいました。振り向いたらぞっとするぐらいこんな一本道を延々歩いていて、戻るのもなんだなぁという気分に。「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を思い出しました。(ここで殺されても見つからねぇ!)

▲横は牧場。生き物がいてほっとする。

▲いちばん最後に到着する予定だった「村里」が見えてきました。ぐるっと外回りで歩いていたようです。結論、このルートもなかなかよいです。




▲村里はマリー・アントワネットが農村生活ごっこをしたというところですが、ここはとても美しくて本当に和みます。


▲村里にとたどりつけたので、プチ・トリアノンも近いはずなのだけど、見えやしない。なんとなくそっちであろう方向に歩いていたらベンチを見つけたので、休憩。

▲歩いていたらなんだか小さな部屋を囲っただけの建物発見。そこにいたライオン女みたいな像に口紅のいたずらが。なんだか癒される。

▲わたしも、乗ってみた。(ひとり旅です。ええ)

▲ちょっとさびしい気分になっていたところへ、見えたのは「愛の殿堂」。そこはまさにマリー・アントワネットとフェルゼン密会のその地であります!少しテンションが上がる。

▲見えました!プチ・トリアノン。たどりつけました。ここは撮影できない雰囲気だったので、中の写真はありません。ここにマリー・アントワネットは好きな人だけ招いたものだから、またこれが。。。

▲プチ・トリアノンに着いたら人がいっぱいいて(みんなどこにいたのよ・・・)、ほどなくグラン・トリアノンへ到着。



▲離れなので、もう少し宮殿よりも質素なものかと思ったら、てんで豪華。いちばん下の写真はビリヤードのお部屋。

宮殿の写真レポートはここまで。どのガイドブックにも書いてあるとは思いますが、とにかくなんせでかくて豪華。贅沢の極みであります。映画でも本でもマンガでもアニメでも、なんでもいいのでマリー・アントワネットの浪費まわりの歴史は知ってから行ったほうがよいです。うちこは、ベルばらを読みながらフェルゼンとの密会について「なんでそんな狭い世界で不倫ができちゃうんだよ」と思っていたのですが、ぜんぜんできちゃうくらい広い。誰かが行方不明になって何日も見つからなくても不思議でないくらい。混雑時はどうか知りませんが、このときはこの写真で紹介したところを11時半〜3時までの4時弱でまわりました。歩くのは早いほうです。誰かとおしゃべりしながらだったら、半日や一日がかりでもおかしくないボリューム。公園は全部見ていないので、そこも全部歩こうと思ったら二日がかりになるスケールです。


ヴェルサイユ宮殿を出た後は、空腹感と戦いながら駅へ。今朝は寝坊してホテルの朝食を食べそびれたので初めての食事。改札内のお店で売っていたコーヒーとクロワッサンのセット1.5ユーロ(240円)。電車の窓に置いて、景色を楽しみながらいただく。

▲ホテルに着くまでにまた空腹が襲い、ホテル近くのモノプリ(スーパー)でまた温かいキッシュを買い、ランチとする。サーモンのキッシュ、2.4ユーロ(384円)

この日はヨガをしない予定だったのだけど、まだクラスに間に合う時間に戻ってしまったので、18時のクラスを受け、ユミコちゃんのアパートへ。

▲この日のディナーはチキン!めちゃくちゃ美味しかった。ピンクのは「タラマ」という明太子風のもの。これもウマくてパンがすすんでしまいます。久々にまとまった炭水化物でカロリー補給。

▲ともにディナーを楽しむ二人。リチャードは本当に燃費が悪くてよく食べる。怪物のよう。

旅に出る前から唯一行くと決めていたヴェルサイユ宮殿めぐりが終了。本当によく歩き、よく運動をした一日。ヴェルサイユ宮殿へは二日間行く予定だったのだけど、一日で終えてしまったので明日以降のことを少し考えながら就寝。