うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

君に届け! という文字列だけで泣けてくるほど情緒がヤバかった日のこと

今日書くことは、近ごろのわたしの生活テーマのひとつ「更年期のセンチメンタル」 を観察したある日の記録です。回想日記です。

先日思わず「そこにこんなに反応するのはヤバいのでは・・・」と自分で自分に問いたくなる、そんな出来事がありました。

 

 

君に届け!」というウェブサイトをご存知ですか?

 

日本語の住所を英語表記に変換してくれるサービスなのですが、見た目とタイトルがすごく直球で、たまらんのです。

 

 

このウェブサイトは、海外サービスを利用するのに何度も却下される手続き&住所入力プロセスに凹んでいたときに知りました。

この条件が足りない、画像の解像度が低い、この要件を満たしていない……と、毎回違う理由で提出書類を突き返され続けるなかで、ふいに出会いました。

 

 

ああ、また却下された……と、ため息をつきながら目にした「君に届け!」というサイト。

そのUI(見た目:ユーザー・インターフェース)と用途のわかりやすさに、ぎゅーん♡ってなっちゃった。

そう。わたしは恐ろしくギザギザハートだったのです。

 

 

 あ あ

 わかってくれとは言わないがぁっ

 

 

 

 そんなに、俺が、、、悪いの?

 わたしが、、、 わたしが悪いの・・・???

 

 

 (膝から崩れ落ちる ○||_ )

 

 

 

ってなるやつ。わかる?

怒りよりも自己憐憫が前に出てくるこの感じ。

これってあれでしょ。あれじゃないの? ちがう?

 

 

 

30代の頃は、ウェブサイトでわかりにくい入力フォームを見ると、こんな作りにしてるからここに別の情報を入れてしまうんだろうがゴルアァァッ!!!って、わたくし怒るタイプでした。

あとでその理由がわかったりすると、はっはーん、ここでデータを共有するために、あそこが不自然になっていたのね。なんて探偵気取りで知った気になったりして。性格の特性・傲慢さが、こっち方面だと出やすいタイプでした。

なので現在の自分の反応(心のはたらきかた)が自己憐憫型に変わっていると、如実にわかります。

 

 

最近同じような経験をした仲間が、「メルカリ」でそれがあったと話してくれました。

ものすごく落ち込んだのだと。おばちゃま、落ち込んじゃったんですって。

情緒の沼(自律神経の沼?)に、思わず足を取られた、そんな経験を明かしあいました。

 

 

10年くらい前まで、海外サービスは丁寧にローカライズされる or そのまま使えのどちらかだったのだけど、いまは自動翻訳だけが入って背景や前後関係が見えにくくなっています。

メルカリやInstagramのようにスマホ利用のために作られたものが後からPCでも使えるようになったものもあり、いろいろ事情がひっくり返って、過去の常識や慣れが邪魔になることも多くなっています。

それに加えてグローバルサービスは各国の法改正の影響を受けるから、まあどうにもややこしい。理由を説明しないまま「いいから、この通りにして。じゃなきゃ通しません」というサービスは、今後ますます増えていくことでしょう。

 

 

なんか、はるか昔の、就職活動のときの苦しさを思い出しちゃった。

社会のルールも都会のルールも業界のルールもわからなくて、いちいちその都度知っていったときの、毎日恥をかいていたあの感じ。

 

 

それにしても・・・

君に届け!」って、いいよねぇ。

ただそれだけのためにあるシンプルなサービスに、心を救われました。

 

 

いいタイトルだなぁ。

ジーンときちゃう。