うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ありがとうさようならハスヨガスタジオ

東銀座にあったスタジオでの活動が1月で終了しました。

この「うちこのヨガ日記」を通じて東京で知り合うみなさんのヨガの練習の場として、ハスヨガスタジオさんを使用させてもらっていました。大感謝。

 

ここでの活動は初開催が2020年の10月で、それまでは近くの別のスタジオで活動していました。2020年の自粛明けの頃は、換気&三密回避のために場所の移動も含めてやり方をガラリと変えなければならず、時間の感覚と心の記憶がねじれています。

で、そこから少しずつここへ活動拠点を移し、3年が過ぎていました。

 

 

以前にもこういうことはありました。

2015年に燕スタジオがクローズした時の自分のブログを読んでみました。

昔の自分の文章って、書いた行為自体は記憶しているのだけど、8年経つとまるで他人から励まされたような気持ちになるから不思議です。

 

 

    *   *   *

 

 

現在のわたしは、これから50代の道をどう歩んでいくかを考えています。

ヨガクラスのやり方を再構築するフェーズがやってきたと思っています。

自分より若い世代の人には、エネルギーの使い方はヨガで時間稼ぎをしながら回復したり方向転換できることを伝えていきたいし、同世代の人とは経験を耕して糧にする生きかたをリアルタイムで共有していきたいし、人生の先輩のみなさんとは「そうそう、そうしたらよかったんだ。今からでもこうしていこう」という気持ちを、ともに生きながら重ねていきたいです。

 

 

  *   *   *

 

 

驚きの通達のあとは毎日が決断の連続で、一ヶ月しか経っていないのにもう2024年が終わったような感覚なのだけど、ちがうんですね。ここからがわたしの2024年。

「こうやって強制終了されないと決断できないところまで、ずるずる来ちゃっていたな」と思うことが積み残されていました。

 

 

帰りがけに次の時間枠を使用されていたヨガ講師のかたとお話したら、この急展開に驚きつつも、個人として同じことを思っていたそうです。

こうするべきだろうという気持ちもアイデアもあったのに、動き出していなかったと。

わたしはこんなふうに他の講師のかたとお話したことがなかったので、そこではじめて今の自分の感情に気づく経験をしました。

 

 

 

   わたし、ひとりで決めることが、

   ずっとしんどかったんだ

 

 

 

強烈な揺さぶりが外に出してくれた感情でした。

自分の感情を自分で受け止めるのは苦しいもので、苦しいとわかっているから、年齢・経験を重ねるほど、それ以前のところで消そうとする癖がついてしまう。

よくない方向に賢くなって、頑固になってしまう。

 

 

 

  創造・維持・破壊、からの創造

 

 

 

GOD

 

これです

 

 

デストロイ期が終わってジェネレイト期へ。わたしは現在、絶賛ジェネレイト中です。

新たな取り組みもはじめます。これからわたしと練習したい人にも、久しぶりにまた練習したい人にも、ずっと練習したい人にも、伝えたい・共有したいことがある。

 

 

ヨーガの思想の隣にあるサーンキヤの思想に、因中有果論(いんちゅうゆうかろん)というのがあります。

過去に発生した種の存在を認めて次へ動き出すことは、それはそれで自然の法則に従っている。物事は展開し変化しているから。種のなかにすでに結果の性質を孕んでいるし、孕んでいたから。

で、それを認める自己はなにをどう見るの? どの立場にいるの?

という問いを自分に向けて立てる考え方です。(上記はわたしの解釈・要約です)

 

成功・失敗にこだわる人にはなかなか馴染みにくい思想ですが、わたしはこの論説を知ったときに、うわぁと思ったんですよね。それで、ヨガを続けることができています。

 

 

  *   *   *

 

 

それにしても

 

この階段!

ゼイゼイブーブー言ってたくせに、行けなくなると思うとさみしい w

このビルに毎週通って、出入り口や階段、お掃除でお会いする人、すれ違いに挨拶をする人、みなさんからすてきなバイブスをもらっていました。("バイブス” の使い方が間違っていたらごめんなさいね。昭和生まれです)

 

 

こういうことは、よくよく考えるとヨガ以外の場でたくさん経験してきたことです。いい仲間しかいなかったプロジェクトチームとか、あの仕事のあの座組みとか。

仕事だとそれを再現するのは難しいけれど、「うちこのヨガ」は何度でも再構築できます。

 

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。

これからもどうぞよろしくお願いします。