今年の2月に熱海市にあるMOA美術館へ行ってきました。
駅からの専用バスは満員で追加便も出ていて、とにかく若者が大勢押し寄せていました。
その時は「なにかアニメ作品とのコラボでもやっているのかな」と思っていました。
いきなり異空間
まさかと思っていたのですが、ここは「映えスポット」として人気みたいです。
どんな宇宙旅行なの? という長~いエスカレーターを何度も乗り継いで上昇していきます。
こんな天井の空間にたどり着きます。
みなさん撮影をしています。
海の見える彫刻広場
海の見える空間に出ました。みなさん撮影をしています。
島が見えます。
ここからさらに上にあがると、館内展示になります。
北斎の絵とか、好きな人の展示物はあったものの・・・、ずっと「なになになに?」となってしまって、あまり観たものが印象に残らなかったのだけど、それ以上に
とにかくゆったり、のんびり観れた
という記憶が強く残りました。
あの手この手で回していくことに美術館が苦心する時代に、価値観を根底からひっくり返してくる場所でした。
この空間で優雅な時間を過ごした、という記憶は確かに残る。作品ありきではない考え方。
宗教法人の美術館ではあるけれど、マーケティングの成功事例としてこれはなかなかすごいことだと思いました。