小諸は昭和19年から3年間ほど高浜虚子が住んでいた場所で、高浜虚子記念館のある与良町は街歩きマップ上で俳句の町エリアとして紹介されていました。
わたしは高浜虚子という人物はよく知らないのですが、夏目漱石に小説を書くことを勧めた人として名前を覚えていました。
銭蔵と高浜虚子旧居(虚子庵)
このエリアはお店の看板がとても特徴的で目が釘付けになります。
この看板を見ていたら、お店の人がこのあたりのこの看板は全部同じ人が彫ったと教えてくれました。
北国街道与良館へ行ったら、休憩所の人が「虚子庵の手前にある蔵も開けて見ることができますよ」と言って案内をしてくれました。
案内所の横の階段を上がっていきます。
銭蔵の中に入ってみました。
道具や地下格納庫がありました。
人を乗せる籠もありました。
ひじ掛け付き。
高浜虚子旧居はとても素朴な住まいで、ずっと居たくなるような雰囲気でした。
大日堂・御岳神社・馬頭観世音
虚子庵の裏のほうが坂道になっていて、なんとなくなんかありそうな風情で誘ってきます。登ってみました。
大日堂がありました。
なんとなく地獄っぽい雰囲気が素敵な御岳神社(御岳山)。古墳もありました。
馬頭観音はこんなふうに道の分かれ目にあり、左の石を持てると力持ち! という案内がありました。一般的な力量の人は、腰が壊れるのでやめておきましょう。
長勝寺
このエリアにある長勝寺は庶民の信仰を集めたお寺であったことがうかがえる、ユニークな入口でした。
青面って、なんじゃろ… と気になって入りました。
じゃーん。ここは十九夜堂(十九夜さん)というのだそう。
振り向くと
このユルさ!
すてきな書体。
卒塔婆のお焚き上げもしてくださるようです。
北国街道には「現金屋」がいっぱい
このエリアは「現金屋」の文字列が妙に多いのが気になりました。
小諸は少し歩くとエリアごとに共通する何かがあって、そのグラデーションのような変化を探しながら歩くのがとても楽しい町でした。