うだつというのは、住居の機能というのかな、建築様式の一部の特徴のことです。うだつは漢字で「卯建」。
隣の家から火が燃え広がってくるのを防いだり、風をよけたりするために家の二階の両サイドに、まるで一蘭というラーメン屋の横のついたてのようなものをつけるのです。めちゃくちゃ分厚いパーテーションみたいな感じです。
これをつけていると身分や財を示すことにもなるので、「うだつが上がる」「うだつが上がらない」という言葉になったのだそう。今日紹介する道は商家のお金持ちの家の町並みで、うだつの上がった家がたくさんあります。
そんなうんちくはさておき、たまらんです。レトロです。歩きたくなるよぉ〜。
この2階の縦の格子のようなのもこのあたりの建築の特徴なのだそう。
2階の格子の左横にある分厚いパーテーションみたいなのが、うだつ。
たまらんです。たまらん景色が続きます。
「うだつ」コレクション。
おなかがすいたので、こちらのカフェ「角屋」でピザセットをいただきました。
このお店で売っていた藍染の飾りのついたヘアゴムがかわいくてリーズナブルだったので買いました。最近気に入って毎日のようにつけています。
わたしは年々こういう景色を求めるようになっております。
昨年行った愛媛県の内子町がとてもよかったので、今回は徳島のこちらへも来てみました。四国のこういう場所へ、あちこち行きたい。10年前はこんな旅を一人でするようになるなんて、思っていませんでした。人は、変わるもんだね。
ここへは穴吹駅からゆっくり歩いて徒歩40分くらいで来ることができます。駅前にはタクシーももちろんあります。
