うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

これまで私があなたに与えた、直接的また間接的なご迷惑を、どうかお許しください

「これまで私があなたに与えた、直接的また間接的なご迷惑を、どうかお許しください。」
というのは、イスラームの挨拶。日本の「新年の挨拶」に似ているそうです。
というのを、ここでも紹介したどれかの本で読んだのだけど、思い出せなかったので関連記事にリンクします。


◆断食明けのお祭り
レバランの日の「挨拶」に込められた想い:ごめんなさい…そこから新しい気持ちになるインドネシア・ムスリム
(リンクは「宗教情報センター」ウェブサイト)


わたしはこの習慣を本で読んだとき、「迷惑」というのは相手の中で発動することも多いなか、「直接的また間接的な」と包括して「友好的な意向」を表明する方法があるなんて、すてき! と思いました。「赦されると、うれしい気持ちで出発できる」という発想は、赦されないことの苦しさをかみしめないと出てこない。


正月だからといってなんとなくリセットしてしまうのではなく、こういう「ちゃんと向き合わないと出てこない発想」に対する視点は、いつもゆるめずにおきたいと思う。そうすることで、許しを請いたくなるような行為は少しずつ減らしていけるはず。なんて、歳の重ね方をしみじみ思う2015年であります。